キッチン壁収納をアルミフレームでDIY(構想)

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1. キッチンには収納が必要!

今回は実家のキッチンをDIYします。

実家はガスコンロで元々スペースがありません。

ガスコンロと壁との間や約6cmと狭くそのままでは何も置けません。

しかしキッチンでは鍋やフライパン、調味料などたくさん収納場所が必要です。

そこでアルミフレームを使ってこの壁に収納棚をDIYします。

しかし壁は耐火用でそこに棚受けやフレームを直接固定することはできません。

普通だとDIYが困難そうなこんな場所でも簡単に使えるのがアルミフレームです。

壁掛けを作って鍋やフライパンを掛けてちょっとした調味料を置けるようにしてみます。




2. アルミフレームってどんな材料?

アルミフレームはあまり身近で見かけないので馴染みがないかもしれません。

しかし工場などでは一般的によく利用される材料で棚や治具など様々なものを作ります。


(アルミフレームの種類)

 アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。


アルミフレームには木材など他の材料にない特長がいくつもあります。

・アルミは不燃物で燃えない

 アルミは金属なので燃えません。

 そのため油が跳ねたり火が飛んだりしても火災の心配はありません。

 これは火元近くでDIYする際にとても助かります。

・省スペースながら強度が高い

 アルミフレームは木材などと比べて強度が強く、同じ強度の棚を作った場合に

 細い材料を使ってコンパクトに作ることができます。

 今回は約6cmの間に壁収納棚を作るので最適です。

・汚れが簡単に落とせる

 火元付近は熱が加わったり、油が跳ねたりと環境的に厳しい場所です。

 木材などを使うと油汚れや熱による変色などで表面が劣化します。

 しかしアルミフレームを使えば熱による変色もなく、油が付いても簡単に洗い落とせます。

 

アルミはキッチンシンクにも使われる材料なのでアルミフレームもキッチン向きですね。

3. キッチン壁収納の構想

アルミフレームで作るキッチン棚収納のポイントは次の3つです。

(キッチン壁収納のポイント)

・フライパンや鍋を掛けられる

・調味料やオタマなど掛けられる

・ちょっと置ける台がある

コンロと壁との間が6cmしかないため高さ方向を利用して作ります。

正面の壁にはフライパンや鍋を掛けて右側の壁にはその他の物を収納できるようにします。

ただし大きな問題があります。

それはアルミフレームの固定です。

先にも述べましたが、直接壁にアルミフレームを固定することができません。

フライパンや鍋を掛けるとそれなりに荷重もかかるので不安定なものはNGです。

スペースがないのでBOX形状を組むこともできません。


4. アルミフレームを使った突っ張り方法

この問題を解決する方法はアルミフレームを突っ張り棒のように使う方法です。

コンロ正面はコンロ台と換気扇の間の縦方向にフレームを突っ張って柱を立てます。

コンロ右側は上下方向に突っ張れないので木枠を利用して左右に突っ張ります。

この木枠は右壁から10mmほど出ており、その部分にフレームを突っ張ります。

「これだけで本当に固定できるの!?」

そんな風に見えるかもしれませんね。

私も市販の突っ張り棒を使っていますがよく緩んで外れてしまいます。

しかしアルミフレームは普通の突っ張り棒にない特長があります。

①突っ張り+組構造による荷重分散

突っ張り棒は単体で使用することが多く、あまり棒どうしを連結できません。

しかしアルミフレームの場合、突っ張った複数のフレームを連結して構造体にできます。

そのため重い物を掛けてもその重さが全ての突っ張り部分に分散されるため

より外れにくくなります。

②転倒防止の足が付けられる

重さを掛ける場所が決まっていれば突っ張りが外れて倒れる方向も決まります。

普通の突っ張り棒は図のような矢印方向に重さを加えた時、一度ずれてしまうと

すぐに突っ張りが外れてしまいます。

普通の突っ張り

しかし倒れる方向に足を設けていれば引っ掛りができて倒れにくくなります。

アルミフレームは突っ張り棒のような点で支える構造ではなく、面で支える構造になるため

より安定して強い固定力が得られます。

アルミフレームの突っ張り

③耐震ゴムやすべり止めゴムが使える

アルミフレームの突っ張りは後述しますが、点でなく面で突っ張ります。

そのため接触面積が広く取れるのでそこに耐震ゴムや滑り止めゴムを挟めば、

より抵抗が効いて外れにくくなります。

完成品を見るとしっかり固定されており倒れる様子はありません。

フライパン圧力鍋を掛けても全然大丈夫。

普通の突っ張り棒よりもはるかに高い強度で取付けることができます。

5. 突っ張りアルミフレームの作り方

アルミフレームの突っ張りは100均の金折隅金を利用します。

この金折隅金はサイズがいくつかあるので用途に合わせて使い分けることができます。

アルミフレームに専用ナットを入れてボルトを金折隅金の穴に入れて固定するだけです。

アルミフレーム溝を自由に動かせるため金折隅金位置をずらすことができます。

この動きを利用して突っ張ることができます。

金折隅金を付けたアルミフレームを設置して金折隅金位置をずらして押し付ければ

突っ張りアルミフレームの完成です。

アルミフレームは全ての面に溝加工されているので金折隅金を複数取付もできます。

転倒方向を考慮して転倒防止になるように取付けられます。

この金折隅金の幅はちょうど20mmなのでアルミフレームからはみ出さずピッタリです。

押し付け面も広く取ることができて接触面積を増やすことができます。


6. キッチン壁収納をDIY

6.1 アルミフレームの加工

アルミフレームを使ったDIYではまず最初にアルミフレームを希望の長さに切断します。

アルミフレームは金属なので木材に比べて多少加工しにくいです。

しかしアルミは鉄やステンレスなど他の金属に比べて柔らかいので特殊な工作機なしでも

十分に加工することができます。


(アルミフレームの加工方法)

 アルミフレームは木材よりも強度があるので同じ耐久性の物でもコンパクトに作れます。その反面、木材に比べて加工が少し大変で木材ほど簡単に切断できません。そこで様々な工作機やハンドソーで実際に切断して比較しました。その結果、特別な工作機は必要なく簡単に入手できるもので加工できました。


今回使ったアルミフレーム及びその他の部品は次の通りです。

・アルミフレーム(20×20mm)

   L=800mm   1本

   L=760mm   1本

   L=605mm   2本

   L=400mm   3本

・ブラケット    4pc

・専用ナット    45pc

・L字ボルト    3pc 

・100均部品

   ワイヤーネット   3枚

   金折隅金(3種類) 5pc

   ヒンジ       6pc

   ステンレスプレート 1pc

   フック、カゴ類   5pc

材料の半分ほどは100均で購入したものです。

6.2 コンロ正面壁収納の製作

加工したアルミフレームを使ってまずはコンロ正面の壁収納を製作します。

ここにはフライパンや鍋など3個掛けれるようにします。

アルミフレームのL=800mmとL=605mmを使ってH型に組みます。

このとき隅金も付けて突っ張れるようにしておきます。

アルミフレームどうしを連結する場合、ブラケットと呼ばれる部品を使用します。

ブラケットは用途に応じて様々な種類があるので使い分けることができます。


(ブラケットの種類)

 アルミフレームはブラケットと呼ばれる部品で連結されます。ブラケットは2つのネジ穴を持ち、ここにボルトを差し込んで専用ナットと締め付けることでアルミフレームに固定されます。フレームどうしを直角に連結することが多いですが、別の角度に固定するブラケットもあります。ブラケットは使い方によって連結強度が変わるので注意が必要です。


またこのH型の右側にL=400mmのアルミフレームをヒンジを使って取り付けます。

アルミフレームにはアクセサリと呼ばれる専用の付属部品があり、ヒンジやマグネット、

パネルガイド、コロなど様々な部品がそろっています。

これらを利用することで扉や窓、台車など簡単に作ることができます。

これまで私が利用したアクセサリ部品はこちらにまとめています。


簡単で便利なアクセサリ部品

 アルミパイプには標準のアクセサリ部品があり、その中にアジャスター足があります。これはパイプの中にナットを固定し、そこに足の付いたボルトをねじ込むことで高さを調整できる部品です。これを使った縦方向の突っ張りパイプはとても便利なのでオススメです。


ヒンジを付けたH型のアルミフレームをコンロ前の壁に取付けて突っ張り固定します。

そしてL字フックを取り付ければ完成です。

6.3 コンロ右壁収納を製作

アルミフレームのL=400mmを2本、L=760mmを1本使ってT字型を組みます。

L=400mmのアルミフレームはヒンジを使って固定します。

上写真の横のアルミフレームに突っ張り隅金を取り付けて右壁に突っ張り固定します。

またコンロ正面壁と接するところはブラケットで固定します。

上写真右側の突っ張りは10mmほど出ていた木枠で突っ張りますが、十分固定できました。

最後に100均で購入したワイヤーネットを突っ張ったアルミフレームに取り付けます。

ここでヒンジを使ってワイヤーネットを固定すればワイヤーネットが180°回転できます。

他の100均部品も取り付ければ完成です。

アルミフレームの溝に専用ナットを先に入れておけば、後でボルトで何でも固定できます。

アルミフレームは100均を応用することができるので費用を抑えることができます。

こちらは私がこれまで利用して便利だった100均を紹介しています。


(アルミフレームに便利な100均集)

 アルミフレームは100均と非常に相性がよく、色んな物が利用できます。構造部品だと金具や金属プレート、ヒンジや鍵などが簡単に利用できます。またアルミフレームの溝を利用してワイヤーネットやコロなどを取り付けることも可能です。ここでは実際に私が利用する100均部品を紹介しています。


また詳しい組立方法はこちらにまとめていますので興味があればご覧ください。


(キッチン壁収納をDIY(製作))

 アルミフレームを使ってキッチンに壁収納をDIYします。アルミフレームは釘やネジなどで直接壁に固定せずに突っ張りによって固定します。壁を傷付けない固定方法なので賃貸でもOKです。ヒンジや100均部品を取り付けることで自由度の高い収納を簡単に作ることができます。



7. キッチン壁収納DIYの完成

完成した壁収納にフライパンや鍋、調味料、道具を収納してみましょう。

コンロ正面壁には大きなフライパンなどを掛けていますが、全く動く気配はなく

しっかりと固定されています。

コンロ右壁も同様に動いたり外れたりする気配はありません。

さらに先ほどのヒンジ部分を使えば鍋フタ収納場所がちょっとした台に早変わりします。

これで揚げ物をする際に皿を置いたり、カットした材料を置くことができます。

コンロ周りに道具がそろっていると大変便利になります。

今回、アルミフレームの組立てに使用した工具は六角レンチとドライバー程度です。

アルミフレームの組立で使用する工具は基本的に六角レンチのみで特殊な工具は使いません。

ボルトを締めこんでアルミフレームどうしを連結するだけなので誰でも簡単に扱えます。


(アルミパイプの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


最後のこのように便利なアルミフレームやパイプの購入方法ですが、

実はホームセンターなどではほとんど販売されていません。

一般的にはミスミやモノタロウといったweb商社を経由して購入できますが、

個人購入はなかなか難しいかもしれません。

しかも自分で必要な部品の長さや種類、数量を調べてそれぞれ注文するので

手配するのも大変です。

しかし「LINK YOUR DESIGN」を利用すればメルカリなどを使って

手軽にアルミフレームやアルミパイプを購入することができます。

しかも既に設計されて必要部品の種類や数量がまとまった部品リストが手に入り、

注文も一括で一回で済みます。

詳しい内容はこちらをご覧ください。


(アルミフレームの購入方法)

アルミフレームやパイプの欠点は入手性の悪さです。ホームセンターでは販売されておらずほとんどネット販売のみです。一般的にはミスミやモノタロウなどのweb商社経由で購入しますが、個人では難しいです。しかしメルカリなどでも購入でき、必要部品を一括購入できる方法がここにはありますよ。


アルミフレームを使ったキッチンの壁収納DIYは如何でしたでしょうか?

アルミフレームは大変便利な材料で賃貸でも自由に好きな構造を作ることができます。

もしオリジナルのキッチンを作りたい方は一度検討されると面白いですよ。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず欲しい物が手に入る共同DIYです。

まず設計や構想は御自分で考えて欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方はこちらで実施して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

サポートやアドバイスは無料で実施しているためできる事、できない事があります。

詳しいサポート内容や進め方はこちらで説明しています。

Link Your Design

またこれまでのサポート事例はこちら。

 サポート事例集



これまでアルミパイプやアルミフレームで製作した作品はこちらです。


(キッチンの壁収納を製作)

 アルミフレームを使ってキッチンに壁収納を作りました。壁を傷付ける事なく、アルミフレームを突っ張り棒のように固定して他の部品を組み立てていきます。アルミは燃えないので火の回りで使っても安心。しかも100均部品を利用したからくりがあります。右の写真でテーブルがありますが、どこか判りますか?

(脱衣所にコンパクトな収納棚製作)

 住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。

(3万円台で作れるテラス屋根)

 住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。

(洗濯物を干すサンルームをDIY)

 うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。

(賃貸でキッチン目隠しカーテンをDIY

 今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。

回転式乾燥スタンドをDIY

 サンルームで検討した経験をもとに、部屋干しでもあっという間に乾かせる回転式乾燥スタンドを自作DIYしました。扇風機の風を当てると洗濯物がくるくる回転して万遍なく均一に乾かすことができます。蒸発した水蒸気も効率よく排出し、扇風機だけで乾くので電気代も10円程度で済みますよ。

(パントリーに収納棚をDIY

 高さ2mもあるパントリーには据付の棚がありません。そこで収納棚を作り、上の空間まで無駄なく利用できるようにします。ただ問題はここが賃貸住宅であること。そのため壁に直接ビスや釘は使えません。そこでパイプを突っ張り棒のようにして固定することで10kgの米袋を載せてもビクともしない棚にしました。

(キッチンに可動式物置き台をDIY)

 キッチンで食器洗いや料理をしているときにちょっとした物置き台が欲しくなります。例えばタブレットで動画を見たり、ボウルや野菜などの材料をちょっとだけ置くなど。そんなときに便利な可動式物置き台をアルミパイプでDIYしました。この台はスライドして自由に動かせるので作業する場所でいつも使えます。

(狭いキッチンシンクを整理スペースDIY)

 賃貸住宅のキッチンのシンク回りが狭くて作業がとてもやりずらい。食洗機が付いておらず食器カゴを使ってますが、これがシンクの上で場所を取ります。そこで食器カゴをシンクタンクの上に置ける台をアルミフレームでDIYします。水にぬれても錆びない材料なので水回りにピッタリです。

(スズキアルトに2mの車中泊ベッドをDIY)

スズキアルトに2mの長さがある車中泊用フラットベッドをアルミフレームでDIYしています。このベッドは共同DIYで私が設計や加工を担当し、離れて住む友人が車中で組立てを実施しました。アルミフレームは設計や加工に経験が必要なものの、組立てはとても簡単で誰でもすぐにできます。

(可変式2段ハンガーラックをDIY)

空いたスペースにぴったりのハンガーラックをアルミパイプでDIYしました。このラックは2段式になっていて、それぞれ高さを自由に変更することができます。上段は長男の服、下段は次男の服を掛けています。自分の好きなサイズで作れて子供の成長に合わせて簡単に調整できます。

(ロードバイクの保管車庫をDIY)

屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。

(モビリオの車中泊用ベッドを作ろう)

私は子供と一緒に車中泊するのが趣味です。これまでも色んな場所へ行ってきました。しかし子供が大きくなり車中で寝るのが難しくなってきたので、アルミフレームを使ってフラットベッドを作りました。このスペースがあれば子供二人連れての車中泊も全然大丈夫です。


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