狭いキッチンシンクの整理スペースDIY

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1.  キッチンのシンク回りが狭い

今、住んでいる賃貸住宅のキッチンには作業スペースがあまりありません。

料理をする際にまな板を置くと他には何も置かなくなります。

特に邪魔になってあるのが食器カゴです。

ここには食洗機が付いていないので使用した食器を手で洗ってこの食器カゴに置いています。

これが場所を取るのでシンク回りが狭くなっています。

食器カゴからは水滴が出てくるので他の場所にも移せず

料理の度に一旦他に動かすのも大変です。

そこでアルミフレームでDIYをしてこの問題を解決してみます。




2.  狭いキッチンのどこに移す?

食器カゴからは水が出るのでそれをシンクタンクに流す必要があります。

そこでシンクタンクの上に置くようにしてみます。

アルミフレームで台を作ってシンク左側に置き、その上に食器カゴを置いてみます。

台の足を長めに作ってシンクよりも高くする事でシンク内スペースも無駄になりません。

なるべくコンパクトにしたいのでアルミフレームサイズは20mm角を使用します。

ここでアルミフレームの特徴が生きてきます。

(アルミフレーム特徴)

・水に濡れても錆びない

・細くて強度がありコンパクトにできる

・自由に調整できシンク形状にマッチする

アルミフレームは普段あまり目にしませんが、工場や企業などではよく利用されています。

アルミで出来た角材でとても便利な特徴があります。


(アルミフレームってどんなもの?)

 アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。


水に濡れても錆びない材料はあまりないのでこの特徴は嬉しいですね。

しかも水垢や汚れが付着しても簡単に洗い流すことができます。

次に3D CADを使って設計してみます。

3.  キッチン食器カゴ台の設計

アルミフレームを使ったDIYでは3D CADを使って設計することができます。

このソフトはメーカから無料で提供されているので誰でも自由に扱えます。

3D CADを使うことで事前に作る物をあらゆる角度から見て確認することができ、

各部品の寸法や個数なども自動に計算してくれるのでミスが少なくなります。


フレーム、パイプの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


まずはシンクタンクの内寸、外寸を測り、食器カゴのサイズを計測します。

この食器カゴはワイヤで出来たカゴの下にトレイがあるので、

これをアルミフレームの上に載せるようになります。

またシンクの左は歩行スペースなのでここには極力はみ出ないようにして、

さらに食器カゴが倒れて落ちないようにする必要もあります。

そこで考えた設計はこちらになります。

これを前の写真のシンク左側に載せて、その上に食器カゴを置くものです。

縦4本のフレームは食器カゴを挟み込んで押さえて固定するようになります。

右2本の縦フレームはシンクタンク内に入って柱となり食器カゴの重さを受けます。

左2本の縦フレームは通路側に出て転倒防止とシンクへの固定の役割を果たします。

横フレームは直接シンクの上に載って重さを支える構造です。

また台をシンクに載せただけでは動くので100均の金具を使ってシンクを挟んで固定します。

しかし100均の部品はこの図面に反映できないので図面で見ることはできません。

アルミフレームは100均との相性が良いので色んな物が応用できてオススメです。

4.  キッチン食器カゴの製作

次は設計した食器カゴを製作します。

まずはいつも通り、アルミフレームの切断からです。

アルミフレームは金属なので木材に比べて多少加工しにくいです。

しかしアルミは鉄やステンレスなど他の金属に比べて柔らかいので特殊な工作機なしでも

十分に加工することができます。


(アルミフレームの加工方法)

 アルミフレームは木材よりも強度があるので同じ耐久性の物でもコンパクトに作れます。その反面、木材に比べて加工が少し大変で木材ほど簡単に切断できません。そこで様々な工作機やハンドソーで実際に切断して比較しました。その結果、特別な工作機は必要なく簡単に入手できるもので加工できました。


アルミフレームの設計で3D CADを使うと各アルミフレーム長さを事前に計算してくれるので

まとめて一気に切断することができます。

これだけでも作業性が全然変わって半分くらいの時間で製作できます。

アルミフレームのDIYでは切断作業が最も手間のかかる作業だからです。

今回切断したアルミフレームはこちらです。

・長さ 260mm  2本

・長さ 300mm  4本

・長さ 355mm  2本

次に切断したアルミフレームをブラケットを使って組み立てます。

アルミフレームはブラケットと呼ばれる部品を使ってフレームどうしを組み立てる

ことができます。

ブラケットには強度やサイズに応じて色んな種類があるので、使用用途や必要に応じて

適切なものを選定できます。


(フレームを固定するブラケットとは?)

 アルミフレームはブラケットと呼ばれる部品で連結されます。ブラケットは2つのネジ穴を持ち、ここにボルトを差し込んで専用ナットと締め付けることでアルミフレームに固定されます。フレームどうしを直角に連結することが多いですが、別の角度に固定するブラケットもあります。ブラケットは使い方によって連結強度が変わるので注意が必要です。


まずはH字型を2本先に組んでおき、後で合わせながら間にフレームを入れて連結します。

ここで図面に出てこなかった100均の隅金が入っています。

この部品はちょうどフレームサイズと同じ20mm幅なのでとても使い勝手がいいです。

こちらにはこれまで私が使って良かった100均部品をまとめています。


(アルミフレームに便利な100均集)

 アルミフレームは100均と非常に相性がよく、色んな物が利用できます。構造部品だと金具や金属プレート、ヒンジや鍵などが簡単に利用できます。またアルミフレームの溝を利用してワイヤーネットやコロなどを取り付けることも可能です。ここでは実際に私が利用する100均部品を紹介しています。


この隅金と左側のフレームでシンクを挟み込んで固定する仕組みです。

これを2本作ったらシンクの上に置いてみます。

その後に食器カゴ下のトレイ形状に合わせてこれらを連結して固定します。

アルミフレームの便利な点はブラケットの位置を調整することでいつでも

自由にフレームの高さや位置を調整できることです。

そのため最初はラフに組んで最終的に現物と合わせて調整できます。

シンクの上とシンクタンク内の2本のフレーム柱で支えるのでとても安定しています。

100均の隅金でシンクを挟んでみましたが、結構固定できています。

ちょうどシンクタンクの隅のカーブしているところになってしまいましたが、

ボルトを1個で隅金を固定することで曲面に沿って合わせることができました。

これでフレームの組立ては終了です。

組立てに使う工具は六角レンチ1本でブラケットのボルトを締めこむだけの

とても簡単な作業です。

これで十分な強度や高い自由度が実現できるので便利な材料です。


(アルミフレームの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


では早速、食器カゴの下のトレイをこの台の上に載せてみます。

トレイサイズに合わせているので当然ピッタリです。

この上に食器カゴを置けば完成です。

しっかり台が固定されており、そのフレームにカゴが押さえつけられているので

非常に固定されています。

また食器カゴをわざと左側に倒そうとしても左側2本のフレームがしっかり効いているので

全く動きません。

シンクタンクの正面から見るとこんな感じになります。

シンクタンクの1/3程度を占めていますが、それでもここには十分なスペースが

残っているので、作業的には問題なさそうです。

20mm角のアルミフレームを使っているのでほとんど食器カゴと同じサイズで

とてもコンパクトにできています。

最終的なキッチンはこんな感じとなりました。

シンクタンク右側にとても広いスペースを確保することができました。

これだけあれば料理する時もとても便利になりますね。

またこのままでは見た目が少し悪いので透明のポリカプラダンをブラインドとして

取付けてみます。

するとすりガラスのように見えていい感じになりました。

ポリカプラダンを使ったパーテーションもできそうですね。

5. さいごに

狭いキッチンを広くする食器カゴ台のDIYは如何だったでしょうか?

シンクタンクのような水回りではあまり使える材料はありません。

木材は水に触れて腐るため使えず、プラスチックは構造の自由度が足りずに

好きな形状を作れません。

しかしアルミフレームはこれらの問題が全て解決できて自由に使えます。

今回の製作品は小さいものですが、意外と手に入りにくい物だと思いますね。

食器カゴ台でかかった費用は3,000円程度です。

シンクも傷付けることなく、これくらいの金額で作れるなら安いものですね。

賃貸でもどんなシンクタンク形状でも作れますので、興味のある方は

チャレンジしてみてください。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

もしDIYを普段しないが興味があり作ってみたい方は「LINK YOUR DESIGN」

ご利用下さい。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず欲しい物が手に入る共同DIYです。

まず設計や構想は御自分で考えて欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は必要に応じてアドバイスを致しますし、

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お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心して製作DIYすることができますよ。

気に入った市販品が見つからない場合は試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方はこちらで説明しています。

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またこれまでのサポート事例はこちら。

 サポート事例集


これまでアルミパイプやアルミフレームで製作した作品はこちらです。


(キッチンの壁収納を製作)

 アルミフレームを使ってキッチンに壁収納を作りました。壁を傷付ける事なく、アルミフレームを突っ張り棒のように固定して他の部品を組み立てていきます。アルミは燃えないので火の回りで使っても安心。しかも100均部品を利用したからくりがあります。右の写真でテーブルがありますが、どこか判りますか?

(脱衣所にコンパクトな収納棚製作)

 住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。

(3万円台で作れるテラス屋根)

 住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。

(洗濯物を干すサンルームをDIY)

 うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。

(賃貸でキッチン目隠しカーテンをDIY

 今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。

回転式乾燥スタンドをDIY

 サンルームで検討した経験をもとに、部屋干しでもあっという間に乾かせる回転式乾燥スタンドを自作DIYしました。扇風機の風を当てると洗濯物がくるくる回転して万遍なく均一に乾かすことができます。蒸発した水蒸気も効率よく排出し、扇風機だけで乾くので電気代も10円程度で済みますよ。

(パントリーに収納棚をDIY

 高さ2mもあるパントリーには据付の棚がありません。そこで収納棚を作り、上の空間まで無駄なく利用できるようにします。ただ問題はここが賃貸住宅であること。そのため壁に直接ビスや釘は使えません。そこでパイプを突っ張り棒のようにして固定することで10kgの米袋を載せてもビクともしない棚にしました。

(キッチンに可動式物置き台をDIY)

 キッチンで食器洗いや料理をしているときにちょっとした物置き台が欲しくなります。例えばタブレットで動画を見たり、ボウルや野菜などの材料をちょっとだけ置くなど。そんなときに便利な可動式物置き台をアルミパイプでDIYしました。この台はスライドして自由に動かせるので作業する場所でいつも使えます。


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コメント

  1. ポーリー より:

    こんにちは。

    半分シンク、半分はシンク左側の狭い部分に脚の位置が来るんですね。アルミフレームの錆びにくい特性を活かして、水がかかっても大丈夫なんですね!
    ここに籠そのものを置くと、ものによっては重みでひっくり返るけれど、フレームでしっかりホールドされるので良さそうですね。

    フレームの形状が気に入ったので、オーダー検討しようかな^ ^

    • ma10 より:

      ポーリーさん

      ありがとうございます、
      詳しく説明までして頂いて(笑)

      ポーリーさんからの依頼であれば家まで行って
      作って差し上げますよ(^^)
      このブログにコメントをくれる大事なお客様なので(笑)

      だいぶキッチンがスッキリして広くなったので
      快適になりました。