外干しより乾く部屋干し乾燥スタンドの動作

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 ここではアルミパイプを使って扇風機の風力で

洗濯物を回転させて乾燥させる乾燥スタンドを

自作して、その評価を行っています。

普通に部屋干しするよりも数倍速く

乾燥することが出来ます。

製作過程から動作方法、様々な評価や改良など

シリーズになっています。

これまでの記事はこちらからどうぞ。

(関連記事)

  1. 回転式乾燥スタンドの製作方法

    乾燥スタンドの製作過程です。

    1時間くらいで造れます。

  2. 回転式乾燥スタンドの使い方

    乾燥スタンドの動作の様子です。

  3. 回転式乾燥スタンドのテスト結果

    天気干しや普通の部屋干しと乾燥速度を

    比較した実験結果です

  4. 回転式乾燥スタンドの現状調査

    乾燥スタンドの性能をアップするための

    現状調査です。

  5. 回転式乾燥スタンドの回転数UP

    乾燥スタンドをより速く回転させる

    方法を調査した結果です。

  6. 雨天時のテスト結果

    部屋の湿度が80%以上の環境下で

    乾燥スタンドを使った結果です。

  7. 乾燥速度の数学的考察

    これまでの実験データをまとめて

    部屋干しの公式を考えました。

前回の記事でこのスタンドの作り方を説明しました。

ここでは動作方法を見ていきましょう。




1. 回転動作

 実はこの手裏剣、クルクル回ります。

手で軽く押すと数回転は回り続けます。

特にベアリングも使っていませんが、

樹脂のすべりだけで回転します。

 これが円形フレームの最大の特長で回転機能を

作ることが出来るのです。

またスライドするので直線動作も可能です。

(写真だと上下の動きです)

 このように使用するフレームによって特長が

異なり、さらにこれを組み合わせて作れる点が

非常に優れていると思います。

これに他の製作品で使った方形状の

アルミフレームだって連結できますからね。

 回転部は転がり軸受を使っている訳でなく、

すべり軸受に近いのでそれほど速く軽くは

回転できません

では、この回転機能を使って何をするのか??

 鋭い方は既に気づかれたかもしれませんが、

そう、リベンジです!!

天気干しに敗れたあの悔しさは忘れられません。

洗濯物に扇風機を当てるだけでは乾燥に

偏りがでてしまいます。

「洗濯物を回転させればいい!」

そんな考えから始まりました。

(参考記事)

   「サンルーム 激闘編

 洗濯物を室内干しにも関わらず、

天気干しよりも速く乾かしたい!

とくにこの季節は花粉の飛散が多いため、

仕方なく部屋干しの人も多いと思います。

そんな人の願いを叶えるため(いるかな?)

この洗濯干しスタンドを作りました。

この最新式マシン?を使って、

再びあのアホな実験を再開します。




2. 回転の動力

 

 当然ながらこのままでは全く

回転しませんので動力を使用します。

その動力源は扇風機です。

 

 扇風機は非常に少ない電力でかなりの

風量を出せる優れた家電です。

しかもタイマー機能も付いています。

これを利用しない手はありません。

 構想はこの手裏剣部分に洗濯物を干し、

そこに扇風機で風を当てて手裏剣を回して

乾燥させます。

できるだけ多くの洗濯物が干せるように

手裏剣を2段にして上下で動力を伝達したいと

考えています。

この洗濯乾燥スタンドの利点は次の通りです。

1. 回転による洗濯物乾燥促進

  洗濯物が回転すると表面の境膜が薄くなり

 水分の蒸発が促進されると思われます。

 さらに扇風機の風が直接当たり乾きやすく

 なると思われます。

(参考記事)

    「乾燥の科学

2. 均一な乾燥ができる

  扇風機を当てるだけだと一方向のみが

 よく乾き、反対側が乾きにくくなります。

 しかし回転させることで全体的に風が当たる

 ようになり、均一な乾燥が期待できます

3. 回転テスト

 問題は扇風機の風力でどれくらい回転させる

ことが出来るかです。

前述したようにベアリングのような転がり

軸受でなく、すべり軸受けです。

そのため多少摩擦があります。

さらに上段の手裏剣は下段の手裏剣の回転力を

伝えて動かす計画ですが、上手くいくのか??

 試しに下段だけ扇風機を当ててみました。

 

すると・・・

 回転します!!

 嬉しいですね~。

回転速度は想像よりも遅く、すべり部分に

油を少し付ける必要がありました。

しかしながらそのままハンガーで干していると

遠心力で洗濯物が外側に動いて、ついには

落下してしまうこともありました。

この当たりは改善が必要ですね。

これらを踏まえて今後実際の乾燥時間を

重量を測りながら計測してみましょう。

さて、どんな結果となるのでしょうか?





(関連記事)

  ・回転式乾燥スタンドの製作方法

  ・回転式乾燥スタンドの使い方

  ・回転式乾燥スタンドのテスト結果

  ・回転式乾燥スタンドの現状調査

  ・回転式乾燥スタンドの回転数UP

  ・雨天時のテスト結果

  ・乾燥速度の数学的考察

(他の製作品はこちらから)

 スズキアルト車中泊用ベッド、ロードバイク車庫、

 サンルーム、テラス屋根、脱衣所の棚など。

 ・製作集

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