階段下収納を自分好みにDIYで作り直す!

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1. はじめに

最近の住宅にには階段下収納スペースが付いていることが多くなりました。

私の借りている住宅にも小さいスペースがあるので上手く利用して収納したいのですが、

使いにくい点がいくつかあります。

そのため今はお見苦しいですが、このように床の上に直置きした状態です。

しかしせっかくのスペースなので有効的に利用して整理整頓したいと思います。

まずは現状の不便な点を振り返ってみます。

(不便1)階段下収納空間に凹凸がある

階段に合わせた形状のスペースのため凹凸がある空間となっています。

ちょうど台形のような形状で棚を置く場合、右の高い方に合わせると入らず、

逆に左の低い方に合わせると上にだいぶ隙間ができてしまいます。

そのため市販の収納棚ではちょうどよく納まるものがありません。

(不便2)階段下収納スペース高さが低い

階段が途中で90°曲がる構造のため収納スペース高さが低くなっています。

開口部の高さは1m以下でしかも奥が深い作りとなっているため中の物を取るときには

しゃがんで奥に入らないといけません。

また入るには手前の物をどける必要もあるため2度手間になってしまいます。

(不便3)収納扉があまり開かない

階段下収納スペースには観音開きの扉がありますが、これが90°までしか開かず

作業するときに邪魔になります。

廊下も狭いため扉を開けたままの作業がとてもやりづらくなっています。

階段下収納は元々無駄になっていた空間を利用するため、多少の制約は仕方ありません。

しかしアルミフレームを使ってスペースにマッチした棚を作れば解決しますよ。




2. 階段下収納棚の構想

このような階段下収納の不便な点を考慮して次のような収納棚を考えました。

・階段下に入らず出し入れする

階段下スペースに入らずに中の物を出し入れをできるようにします。

そうすれば収納スペースを有効活用でき作業も簡単になります。

そのためには階段下収納に置く棚は可動式で動かせるようにする必要があります。

両側の扉を開けずに作業する

扉が90°までしか開かないので作業が大変やりづらくなっています。

扉を両側開けると狭くて全く作業ができません。

そこで片側の扉のみを開けて作業できるような棚にしようと思います。

これらの要求を満たす収納棚は可動式で2つに別れた収納棚です。

これだと凹凸なスペースでも無駄なく利用することができ、これがそれぞれ独立に動かせれば

階段下に入ることもありません。

扉よりも小さく作っておけば両方の扉を開けずとも出し入れできます。

こんな都合がよい収納棚はDIYで作る以外手に入りません。

逆に何でも要望通りの最適な物が手に入るこれがDIYの最大のメリットです。

3. 階段下収納棚の設計

材料はアルミフレーム(20×20mm)と100均部品で作ります。

アルミフレームはあまり身近で見ないので馴染みがないかもしれませんね。

しかし自動車関連工場などでは一般的によく使用される便利な材料です。

これを使えば棚や扉などが簡単に作れます。

アルミフレームの詳細はこちらの記事で紹介しています。


アルミフレームの紹介

アルミフレームは各4面に溝を持ったアルミの角材です。この溝に専用のナットとブラケットと呼ばれる連結部品を使って、フレームどうしをつなぎ合わせて構造物を作ります。サイズは(20×20mm)から(100×100mm)まで豊富なラインナップがあります。そのため小さい棚からガレージまで幅広く利用できます。


アルミフレームは100均部品と相性がいいため色んなものが利用できます。

私のオススメの使い方は例えば棚などはその枠組みをアルミフレームで作り、

棚や棚受けなど100均部品を使うことです。

この可動式収納棚もコロや隅金などは100均で調達しています。


アルミフレームで使える100均部品

アルミフレームには色んな100均部品を応用して使うことができます。ここでは実際に私が使った100均部品の使い方や紹介をしています。隅金のような構造部品からネットやコロ、カーテンリングまで100均部品を利用すればコストを抑えて色んな物を作れますのでオススメですよ。


アルミフレームを使ったDIYの設計では専用の3D CADが無料で利用できます。

手書きでもできますが寸法を間違いやすく作るときに合わないことがあります。

3D CADを使えば事前に構造を色んな角度から確認することができますし、

各フレームの長さを間違えることはありません。

さらに部品の個数も出力するので部品の欠品や型式間違いも防げます。


設計ツール 3D CAD

アルミフレームの設計は難しくありませんが、たまに寸法を間違えることがあります。フレームどうしを連結する場合にどちらを基準に固定するかで寸法が変わってくるからです。そこでオススメはこの3D CADです。これがあれば寸法や部品の間違いがありません。しかも無料で利用できます。


今回、作る収納棚は2つに分かれており高さが異なるのでそれぞれ設計をします。

この3D CADはアルミフレームや他の純正部品は図面に書くことができますが、

それ以外の部品は描けません。

そのため100均部品やすのこ板といった部品がこの図面には入っていません。

実際には底の四角部分にころが2か所、高さ方向にすのこ板が入って2段の棚になる予定です。

可動式収納棚(高い側)

可動式収納棚(低い側)

幅や奥行き寸法は同じですが高さが異なっています。

階段下スペースの凹凸に合わせて無駄な空間が出ないような形になっています。

この3D CADは立体的な構造を色んな方向から確認できますが、

2D図面に変換することで各フレームの寸法をはかることもできます。

そのため外周や高さなどが狙った寸法になっているかはこちらで確認します。

可動式収納棚 寸法(高い側)

可動式収納棚 寸法(低い側)

詳細な設計はこちらの記事にまとめていますので、各寸法や100均部品を知りたいときは

そちらを参考にしてください。


可動式階段下収納棚を設計する

アルミフレームを使った可動式収納棚を3D CADを使って設計しています。これを置く階段下収納スペースは凹凸形状で奥行きが深く、市販されている棚では上手くありません。そこで100均部品をアルミフレームを組み合わせた収納棚を作ります。


設計が終わったら次に部品加工、組立てを行います。

4. 階段下収納棚の製作

まずはアルミフレームを所定の長さに切断します。

収納棚2台で約13mのフレーム使用しています。

3D CADを使うと各フレーム長さを計算してくれるため間違いがありません。

アルミフレームは金属なので木材のように簡単に切断することはできません。

しかし自分で切断せずともあらかじめ希望の寸法の物を購入することもできます。

もし自分で切断したい方はこちらで工作機械を紹介しています。


アルミフレームの切断方法

アルミは金属の中でも柔らかい部類に入ります。そのためステンレスや鉄に比べて加工しやすい金属です。ここではいくつかの工作機械で実際にアルミフレームを切断して比較しています。多少の向き不向きがあるので、もし利用される際は確認してみてください。


必要な寸法にフレームをカットしたら次にコロの取付けを行います。

コロは100均の物でこれをフレームの溝に差し込みます。

この溝は何かと役に立ちます。

ワイヤーネットも通すことができるので、スライド式の扉も簡単に作れます。

他のフレームも同様に取り付けるとこんな感じになります。

コロの全ての辺をフレームで囲むことで外れないようにしました。

このフレームも100均のL字金具で固定しています。

このコロは1個で約20kgの耐荷重があり2個で40kgくらいは載せれそうです。

左右にコロを付けているので安定感があります。

次に柱をを立てていきます。

高さがありますが、専用の連結金具でしっかり固定して構造とすることで

十分な強度が得られます。

全然フラフラすることはありません。

同じように低い側の収納棚も作ります。

収納棚の構造部分はこれで終了です。

次は底板と横カバーを取り付けます。

底板はホームセンターで購入したすのこ板を敷いて固定します。

これもアルミフレームの溝を利用して、そこにナットを入れてすのこ板を上から

ボルトで締め付けて固定します。

このままでも使用できますが、物が落ちらないようにカバーを取り付けました。

カバーはポリカ製のプラダンを使用して棚の後ろと左右に取付けています。

棚の後ろカバーはコロと同じようにフレームの溝にそのまま通すだけです。

左右のカバーはフレーム溝にナットを入れて外からボルト止めしました。

こうして可動式収納棚の完成です。

詳しい作業方法はこちらの記事にまとめています。


可動式収納棚の製作方法

アルミフレームを使った可動式収納棚を作っています。フレームを所定の長さに切断されていれば、後は六角レンチとドライバーで組み立てるだけです。今回はすのこ板を使ったのでノコギリと電動ドライバーで板に穴あけ加工をしましたが、難しい作業ではありません。意外と簡単で作れますよ。


5. 可動式収納棚の使用

製作した可動式収納棚を使ってみます。

中の物を取り出して棚に載せ替えたらこんな感じになります。

自分で寸法を測って作るので無駄なスペースがほとんどありません。

これまで床の上に直置きしていましたが、かなりスッキリしました。

整理できたお陰で何を収納しているか一目でわかります。

この収納棚を引き出すときは片側の扉だけを開けて行えます。

この辺りも狙い通りにできましたね。

物の取り出しもとても楽です。

あまり大きな物を入れないので2段にしましたが、1段にすれば背の高い物も

十分収納できます。

しかもコロが付いているのでどこでも自由に動かせて便利です。

例えば本を読む人はここに沢山並べると可動式本棚になって読むときだけ

移動させれば邪魔にもなりません。

以前と比べると以下の違いがあります。

(Before)

・乱雑で見た目が悪く何があるかわからない

・奥の物を取る時は中に入るためやりづらい

・重い物の出し入れが大変

・廊下が狭いので整理整頓がやりづらい

(After)

・見た目がスッキリで何があるかすぐわかる

・物の出し入れの際、中に入る必要がない

・棚に載せるだけなので出し入れが簡単

・棚ごと移動できるので整理整頓が楽チン

製作費用ですが、2台合わせて約1万円程度となりました。

100均部品を多用しているので純正部品で作るよりコストダウンです。

詳しい部品リストや完成様子は次の記事を参考ください。


可動式収納棚の完成

可動式収納棚が完成しました。収納したときのBefore、Afterを比較すると、その整理状況は一目瞭然!何があるのか一目でわかるようになって、出し入れも奥に入る必要がなく簡単です。使用した部品リストも載せていますので、興味があればご覧ください。


6. さいごに

階段下で使う可動式収納棚のDIYは如何だったでしょうか?

収納スペースは非常に重要です。

限られたスペースなので無駄なく有効活用したいものです。

しかし市販の棚は寸法が決まっていて実際のスペースにぴったり合うことは

ほとんどありません。

こんな場所にはDIYがオススメです。

自分が望む機能や形状が手に入ります。

今回は高さがなかったのでこのような棚にしましたが、

もし高さがあれば突っ張りパイプを利用した棚も手軽に簡単に作れます。


パントリーに収納棚をDIY

高さが2mもあるパントリーには棚がありません。そこでアルミパイプを使って高さが自由に変えられる棚を作りました。ここは賃貸なので市販の棚受けを取り付けることはできません。そこでアルミパイプを縦に突っ張って固定し、そこに他の部品を取り付けます。この突っ張りパイプは色んな応用が可能ですよ。


これから長く使う場所であれば、納得いく物を作ってみませんか?

自分で作れば愛着もでるのでお気に入りの場所に変わりますよ。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず欲しい物が手に入る共同DIYです。

まず設計や構想は御自分で考えて欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方はこちらで実施して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心してチャレンジすることができますよ。

気に入った物が見つからない場合は試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方はこちらで説明しています。

Link Your Design

またこれまでのサポート事例はこちら。

 サポート事例集


他にも次のような収納棚やテラス屋根など作っていますので興味があればご覧ください。

いずれも賃貸住宅で出来るもので壁や天井を傷付けません。


「キッチンの壁収納を製作」

 アルミフレームを使ってキッチンに壁収納を作りました。壁を傷付ける事なく、アルミフレームを突っ張り棒のように固定して他の部品を組み立てていきます。アルミは燃えないので火の回りで使っても安心。しかも100均部品を利用したからくりがあります。右の写真でテーブルがありますが、どこか判りますか?

「脱衣所の収納棚製作」

 住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。

「3万円台で作るテラス屋根」

 住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。

「洗濯物を干すサンルームをDIY」

 うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。

賃貸でキッチン目隠しカーテンをDIY

 今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。

回転式乾燥スタンドをDIY

 サンルームで検討した経験をもとに、部屋干しでもあっという間に乾かせる回転式乾燥スタンドを自作DIYしました。扇風機の風を当てると洗濯物がくるくる回転して万遍なく均一に乾かすことができます。蒸発した水蒸気も効率よく排出し、扇風機だけで乾くので電気代も10円程度で済みますよ。

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