超速乾!毛布やシーツの部屋干しテクニック

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1. はじめに

「部屋干しは乾かない・・・」

「毛布やシーツは特に乾かない・・・」

「コインランドリーしか乾かない・・・」

そんな風に思われてる方は多いと思います。

しかし実はそんなことないんですよ!

天気干しよりも速く乾くこともあります。

ここではタオルやシーツ、毛布など乾きにくい

部屋干しが速く乾くコツを紹介します。




2.  タオルの部屋干し

部屋干しではタオルやバスタオルが

乾きにくいとよく相談されます。

実はタオルは乾きやすいってご存知ですか?

毛布やシーツの部屋干しはこの延長線なので、

タオルの部屋干しについて説明します。

2.1  タオルは乾きにくい!?

タオルは綿素材で吸水率を高めた繊維や

加工形状となっています。

そのため脱水直後の吸水率は35%以上と

非常に高いのが特徴です。

逆に乾燥速度は他の衣類に比べて速い方です。

つまりタオルは乾燥速度が速いものの、

吸水率が高いため乾燥時間が長くなっています。

またタオルにはもう1つ大きな特徴があります。

それは蒸発表面積が高いことです。

蒸発表面積とは大気に直接接触して水分が

蒸発できる表面積です。

例えばズボンなどは外側こそ蒸発できますが、

内側は蒸発できず蒸発表面積に含まれません。

これに対しタオルは干し方によってほとんどが

蒸発表面積になります。

そのため蒸発さえ促進できればかなりの速さで

乾燥できるようになります。

2.2  境膜とは?

次に蒸発促進について考えます。

蒸発は外気に含まれる水蒸気圧に支配されます。

これは大気中にどの程度水蒸気を含めるかです。

温度や湿度はこの水蒸気の量に影響を与えます。

しかしこれとは別に境膜の影響があります。

タオル表面では常に蒸発が起こっていて、

蒸発した水蒸気は直ぐに拡散されず

タオル表面に膜を作って覆っています。

この膜を境膜と言います。

目に見えない霧がタオル表面にあるイメージです。

この霧も蒸発を抑える原因となっています。

このようにタオルの蒸発にはマクロ的要因である

水蒸気圧ミクロ的要因である境膜が関係します。

2.3  効果的な方法とは?

乾燥速度を上げるにはマクロ的要因、

ミクロ的要因を改善する必要があります。

マクロ的要因の改善方法は、

  温度を上げる

  湿度を下げる

ことです。

ミクロ的要因の改善方法は、

  風を当てる

ことです。

どちらが効果的でかつ経済的でしょうか?

それは後者の風を当てる事です。

これは日常の体験からも想像できます。

例えば暑い日に涼しくする方法として、

クーラー扇風機があります。

クーラーは室温よりも低い温度の空気を

作り出し、それを当てて体を冷やします。

肌は冷たい空気に熱を奪われ涼しくなります。

では扇風機はどうでしょう?

扇風機の風は室温と同じなので空気の温度で

熱を奪われることはあまりありません。

むしろ室温よりも少しくらい高い温度の風でも

涼しく感じます。

これは扇風機の風が肌表面の境膜を除去して

肌からの蒸発を促進し、蒸発の際の気化熱に

よって肌が涼しくなっているからです。

そのため風量が増えると涼しさも増します。

経済面では扇風機の方が当然優れています。

しかし扇風機では限界もあり、逆にクーラーは

エネルギーさえ使用すれば非常に涼しくできます。

ただ体感的に扇風機だけでも十分涼しくなると

感じませんか?

タオルの乾燥もこれと同じです。

境膜を除去するため扇風機を使うことは経済的で

効果がありますが、それ以上の結果を求める場合は

乾燥機や除湿器などが必要となります。

しかし扇風機によって私達が感じる涼しさを

干したタオルも感じてると思えば、

かなり蒸発を促進するかもと想像できます。

ここでは扇風機を使って境膜の除去を最大限に

することを目的としており、

乾燥機や除湿器などを使うことは考えていません。

そのためここで出てくる数字以上の結果を

必要とする場合は乾燥機などを使って下さい。

2.4 タオルの部屋干しテクニック

これまでタオルの特徴を見てきました。

 ・含水率が高いため乾燥時間が長い

 ・乾燥速度は比較的速い方である

 ・蒸発表面積が広く効率が良い

 (体積に占める表面積比率が高い)

タオルの乾燥時間を短くするには乾燥速度を

速くするしかありません。

(脱水による含水率低下は望めません)

タオルは蒸発表面積が広いため乾燥速度UPが

十分に望めます。

改善は境膜をたくさん除去する方法を考えます。

有効な方法は回転式乾燥スタンドです。

この乾燥スタンドの特徴は次の通りです。

・タオルが回転することで干す場所に関わらず

 均一な境膜の除去ができる。

・タオル表裏とも境膜が除去されるので

 蒸発表面積が広くとれる。

・定期的に扇風機の強い風が直接当たるので、

 さらに境膜の除去が促進される。

・空気も回転するため蒸発した水蒸気が留まる

 ことがなく、強制的に拡散される。

これが回転式乾燥スタンドのポイントです。

そのため雨天時の夜間に部屋干しした場合でも

約3時間で乾かすことができます。

試しに30枚ほどの大量のタオルをほしてみました。

この日は天候は曇り、24℃、65%です。

そしてこちらは各時間ごとのタオル総重量です。

2時間後には全て乾いています。

しっかり換気すればタオルが多くても

何ら問題ありません。

脱水時1時間後2時間後3時間後
3,634g2,349g2,117g2,108g

3. 毛布の部屋干しテクニック

毛布やシーツも原理はタオルと同じことです。

確かにタオルに比べて大きくなっていますが、

同時に乾燥表面積も広くなっています。

毛布は厚いので多少乾きにくいですが、

シーツは薄いためむしろ乾きやすいはずです。

しかしいずれも大きいため干す時に折ってしまい

蒸発表面積が狭くなり、また境膜も全体を

覆うほど大きく、そして厚くなっているので

蒸発が抑えられています。

では毛布やシーツはどのように部屋干しすれば

速く乾くのでしょうか?

実はタオルと全く同じ干し方です。

乾燥スタンドはなんと毛布やシーツも

回転させることができます。

(ダブル、セミダブルサイズは無理でした)

この乾燥スタンドの良い点に干し竿の位置を

自由に調整できることがあります。

このように干し竿を低くしたり、高くしたり

自由に調整、固定ができるのです。

そのため毛布やシーツを干す時は干し竿を

高くすることで床に触れることなく、

干すことができるようになります。

掛けられる枚数は1度に2枚までです。

重量が重くて風を受ける面を作りにくいため

扇風機は2台必要となります。

重たい分、回転数は遅くなりますが

折らずにスタンドに掛けられるので、

蒸発表面積が広くとれます。

1m×1mのスペースに毛布が2枚干せて

回転するって面白くないですか?

気になる乾燥時間ですが、当然速く乾きます。

・シーツ2枚を部屋干しした場合

 温度   : 28℃

 湿度   : 60%

 回転数  : 9rpm

 天候   : 晴れ(12:00~)

 乾燥時間 : 1~2時間

・毛布2枚を部屋干しした場合

 温度   : 30℃

 湿度   : 60%

 回転数  : 6rpm

 天候   : 晴れ(12:00~)

 乾燥時間 : 2~3時間

いずれも晴れた日で乾きやすい環境でしたが、

日光に当てることなく部屋干ししているので

結構速く乾いていると思います。

4. さいごに

毛布やシーツが部屋干しで乾きやすいと

いうことをタオルを例に説明しました。

そして乾燥スタンドで実際に毛布やシーツを

回転させて干せることを紹介しました。

部屋干しでは乾燥機や除湿器をよく見ますが、

それよりもまずは扇風機をオススメします。

私は扇風機だけで十分乾かせると思います。

このテクニックがあれば花粉の時期の

洗濯がだいぶ楽になるはずですよ。

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