１．はじめに
サイクルポート をアルミフレームとポリカ
プラダンで制作しました。
黒色フレームとポリカプラダウンを使うと
見た目がスッキリです。
ここではアルミフレームやパイプ（G-fun）を
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、
設計などをアドバイスしながら初めての人でも
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。
こちらは群馬県のKさんと一緒に作りました。
Kさんのご自宅には広い玄関スペースがあり、
そこには屋根がありません。
そのため自転車が雨で濡れてしまいます。
そこでアルミフレームでサイクルポートを
DIYしました。
屋片持ち屋根で柱が邪魔にならず
乗り降りがスムーズにできます。
自宅が黒ベースの落ち着いた雰囲気なので
アルミフレームも黒塗装を使用しました。
ご自宅との色合いもバッチリです！
今回はこのDIYを紹介します。
２．相談内容
こちらがKさんの相談内容です。
駐車場に自転車置き場をDIYで製作したく
連絡しました。
片持の支柱にしたく軽量のアルミフレームなら
カッコよく実現できると思いました。
ただアルミフレーム自体扱ったことがなく、
具体的にどの部品を使ったらいいか
イメージできず連絡させていただいた次第です
このようなご相談は問合せフォームより
誰でも気軽に行えます。
Kさんの自宅前には広いスペースがあります。
そこには車や自転車を止められていますが、
まだ屋根がありません。
そのため自転車が雨ざらしになっています。
私も子供の自転車が雨ざらしになるのが嫌で
自転車置き場を作ったのでよく分かります。
そこでアルミフレームでサイクルポートを
制作することになりました。
このサイクルポートのポイントは片持ち屋根と
柱と地面との固定です。
駐車場に設置するため柱を増やすと乗車時に
邪魔になります。
そのため屋根は片持ちにして柱を減らします。
ただその場合強度が落ちるので検証して
必要であれば後付けできるようにします。
地面がコンクリートなのでサイクルポートは
アンカーで固定することにします。
今回はこのDIYを紹介します。
３．サイクルポート 自作
3.1 サイクルポート 材料
使用する材料はアルミフレームです。
アルミフレームはアルミを押出した角材で
誰でも簡単に組立できる材料です。
家庭ではあまり知られていませんが、
企業や工場では一般的に使用されています。
アルミフレームは断面サイズで分類されており、（15×15mm）から（100×100mm）まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。
アルミフレームには標準色(シルバー)と
黒塗装品があります。
黒塗装は標準に比べてコストアップするものの
見た目はとてもかっこよくなります。
Kさんのご自宅が黒を基調としていることから
今回は黒塗装品を使用しました。
屋根や壁材はポリカプラダンを使用します。
ポリカ板を使用すると更にかっこいいのですが
コストが結構上がってしまいます。
DIYでは自分で設計して材料を選べるため
予算に合わせて作る事ができます。
3.2 サイクルポート 設計
アルミフレームの設計は専用CADを使います。
こちらがKさんと一緒に考えた設計図です。
屋根の傾斜はターンブラケットで調整します。
アルミフレーム部品では角度を調整する部品が
少ないので大変重要な部品です。
本来は柱を四隅に配置した方が安定しますが、
車への乗り降りを考えて片持ち屋根にします。
これだけでは屋根を支えられないので
柱から斜めに針を入れて補強しました。
何もなければこれで屋根を支えられますが、
大型台風などが来た時は少し不安があります。
そこで柱を後付けできるように設計します。
もし何かあれば柱を追加して補強できます。
次に柱の固定は地面がコンクリートなので、
アンカー固定することにしました。
使用する部品はアンカーブラケットです。
これを柱に取り付けてコンクリートに
アンカーを使って固定します。
屋根のポリカプラダンはフレームの上から
重ねてボルトとナットで固定します。
フレーム溝に差し込む方法もありますが、
はめ込み代が少なく屋外では適していません。
部品の調達はアルミフレーム関連をこちらで
用意して、Kさんにはポリカプラダンを
準備してもらいます。
お互いできることを協力し合って進めます。
3.3 サイクルポート 組立
設計が終われば部品を手配します。
CAD設計していればメーカーで必要な長さに
フレームをカットしてくれるので
届いた部品を組み立てるだけで完成できます。
最長4mの長いフレームでも送料無料で
配送してくれるのでとてもありがたいです。
組立作業は六角レンジでボルトを締めるだけ。
間違ってもボルトを緩めればやり直せるので、
失敗するが少ないです。
このブログでは様々なDIYを紹介していますが、
ほとんどがこの材料を初めて扱う人です。
それでも皆さん完成されてるのは
この材料の使いやすさがあるからなと思います。
こちらが完成したサイクルポートです。
駐車の邪魔にならないように住宅側に
寄せて作ってあります。
やはり黒塗装も使っているので、
見た目が非常にかっこいいです。
住宅の雰囲気ともとてもよく合っています。
サイクルポートの固定はできていますが、
大型台風時には懸念もあるので、
必要に応じて補強を入れていく予定です。
こちらがKさんからいただいた感想です。
設計から入っていだたいて、
のっていただけたので、
なんとか完成することができました。
コストダウンの相談も乗っていただき、
予算内で納めるとこができました。
今度diyする際はまたぜひお願いしたいです。
４．さいごに
アルミフレームをポリカプラダンを使って
サイクルポートをDIYしました。
駐車の邪魔にならない片持ち屋根で
とてもスタイリッシュな出来栄えです。
住宅に合わせて黒色の材料を使用しており、
全体に統一感があります。
こんなサイクルポートを初めての材料で
組み立てるだけで作れました。
ひとりで悩んでいてもすぐには作れませんが、
同じようなモノを作った事がある人と一緒に
考えれば意外と作れます。
そんなDIYに興味がありましたら
いつでもご相談ください。
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そんな方にも安心で手間がかからず
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一人で考えるよりも複数人で考えた方が
よりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて
欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は
必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方は
こちらで設計して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
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