壁掛けロードバイクスタンドをアルミパイプでDIY!

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1. はじめに

最近、健康志向も相まってロードバイクやクロスバイクを多く見かけるようになりました。

手頃な値段から購入することもでき、軽くてとても速いのでとても気持ちいです。

しかし自宅で保管する場合に少し困ります。

ロードバイクの保管は屋内保管がベストですが、結構邪魔になりますね。

そこで壁に掛けて高さを自由に変えられるバイクスタンドをアルミパイプでDIYしました。

バイクを掛ける高さを自由に調整できて棚やハンガーなどお好みで作ることができます。

設置場所も天井と床があるところであれば段差や障害物があっても大丈夫です。

自分だけの専用バイクスタンドを欲しいかたにはオススメです。




2. これまでの保管方法

これまでロードバイクを屋外保管する車庫をアルミフレームで作ったことがあります。


(ロードバイクの保管車庫をDIY)

屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。


ただ今回は実家の玄関に屋内用ロードバイクスタンドを作りました。

こちらは家内にスペースが十分あるので屋内保管も可能です。

このロードバイクスタンドを作る前は単に壁に立掛けただけの状態でしたが、

こんな感じでやはり少し邪魔になります。

車体が入りきれず玄関の段差の部分にかかるので不安定で倒れる危険性もありました。

玄関に保管することは出し入れの面からは最も便利ですが、

このような段差に加えて意外と物が多いのでなかなか保管できないのが現状だと思います。

そこで玄関の壁に壁掛けバイクスタンドをアルミパイプでDIYすることにしました。

この方法だと玄関の段差は支障にならず、アルミパイプを2本設置するスペースがあれば

どんな場所にでも作ることが可能です。

例えばシューズラックの上や子供の自転車の上など空いた空間を上手く利用して

ロードバイクが保管できるようになります。

3. アルミパイプとは

今回使用するアルミパイプはSUS製のGFシリーズです。

パイプ断面直径がφ28mmで中空タイプのアルミパイプとなります。

普段、ホームセンター等で見かけない材料ですが、企業や工場などでは一般的に

よく使われる材料です。


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


アルミパイプはコネクタと呼ばれる部品で連結する構造となっており、

六角レンチ1本で簡単に組み立てていくことができます。

更に機能性を持ったコネクタや部品なども標準品として数多く揃えられています。


(アルミパイプのコネクタ)

 アルミパイプどうしを連結する部品がコネクタです。コネクタにはたくさんの種類があり、連結方向も直角、水平、クロスなど様々な用途に利用できるようになっています。またパイプに沿って動いたり、パイプを軸に回転したりという可動できるコネクタもあります。これを利用すればDIYの幅が広がりますよ。 


今回の構想は2本のアルミパイプを天井と床の間で突っ張って固定し、

そこに自由にスライドできるコネクタを使って高さを可変できるバイクハンガーを作ります。

さらに乗車時に使うバックやシャツなどのグッズも一緒に収納できるように

チョットした専用の収納棚を目指してみます。


4. バイクハンガー作製方法

4.1 3D CADで設計

アルミパイプのDIYでは専用の3D CADがあるのでこれを使って設計することができます。

このCADは部品の寸法も自動的に計算してくれるので加工の際にも大変役に立ちます。

3D CADについてはこちらで詳しく紹介しています。


アルミパイプの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


今回はこのような設計を考えてみました。

2本のパイプを立てて、そのパイプにスライドコネクタと呼ばれるパイプに沿って自由に

動かせるコネクタを取り付けます。(手前向きに3本パイプが取り付いた部分)

このスライドコネクタの下にはストッパーを取り付けて下がらないようにします。

そして2個のスライドコネクタを連結してパイプをつなげることでハンガーを作ります。

その上の4本のパイプは棚やハンガーに利用します。

玄関はそれほど広くないので段差のところまで車体がかかってしまいますが、

2本の柱となるパイプの長さを変えることでこの段差を吸収させています。

次に強度設計をしてみます。

まずは2本のパイプ固定強度ですが、こちらは天井と床で突っ張って固定するため

天井と床の強度が重要となります。

こちらは計算することができないため経験則となってしまいます。

コネクタは使用方法によって推奨荷重が決められているのでそれを参考に強度設計をします。

例えばスライドコネクタ下のストッパーですが、ここにはロードバイクの重さが

かかるのでそれ以上の耐荷重が必要です。

ロードバイクの重量は約11kgですが、このストッパーは1個当たり約75kgの重さまで

耐えれるので2個使った場合は150kgまで支えることができます。

つまり仮にロードバイク10台乗せても耐えうる強度があるので安心して使えます。

このようにアルミパイプは個々の部品の強度や耐荷重が明確なので

木材のような経験則が必要なく、事前に検討して作ることが可能です。

コネクタやパイプの強度についてはこちらで詳しく説明しています。


(アルミパイプの強度計算)

 アルミパイプの強度は①単体強度、②接合強度の2つを考える必要があります。単体強度はパイプ自体の強度で接合強度はコネクタの連結強度です。いずれも強度が想定荷重を上回っていれば安心して利用できます。


このように3D CADで構造と寸法を決めて各部品のかかる想定荷重から強度計算を行い、

最適な部品を選定すれば設計完了です。

4.2 パイプで柱を2本作る

3D CAD設計から必要な部品やパイプの長さを求めれば次に製作です。

まずは何もない状態の玄関にアルミパイプで柱を2本作ります。

今回使用したアルミパイプは非常に軽いためそのまま立てただけではすぐに倒れます。

そこで天井と床の間で突っ張ってアルミパイプを固定しています。

アルミパイプを使った突っ張りはアジャスターと呼ばれる高さを自由に調整できる

足の部品を使います。

アジャスターはネジになっているため、回すことで長さを自由に変更できます。

これを利用して突っ張りますが、突っ張る力がかなり強いためしっかりした天井でないと

天井板を突き上げてしまう恐れがあります。

詳しい使用方法はこちらをご覧ください。


簡単で便利なアクセサリ部品

 アルミパイプには標準のアクセサリ部品があり、その中にアジャスター足があります。これはパイプの中にナットを固定し、そこに足の付いたボルトをねじ込むことで高さを調整できる部品です。これを使った縦方向の突っ張りパイプはとても便利なのでオススメです。


この方法のメリットは柱パイプの長さを自由に変えられることです。

そのため今回のように段差があっても関係なく柱パイプを取り付けることができます。

しかも壁や天井なども傷付けず簡単に外すこともできるので賃貸でも可能な方法です。

更に両パイプ間を他のパイプで連結することでパイプ柱を一体化して強度アップしました。

これでバイクスタンドの柱部分は完成です。

4.3 可動ハンガーの作製

次にバイクを掛けるハンガー部分を作ります。

このハンガーは簡単に高さを自由に変更できるようにスライドコネクタを使っています。

このコネクタは筒状の部品でパイプを挿しこんで自由にスライドできる部品です。

以前、キッチンで可動式台を製作した際にも利用しました。


(キッチンに可動式物置き台をDIY)

 キッチンで食器洗いや料理をしているときにちょっとした物置き台が欲しくなります。例えばタブレットで動画を見たり、ボウルや野菜などの材料をちょっとだけ置くなど。そんなときに便利な可動式物置き台をアルミパイプでDIYしました。この台はスライドして自由に動かせるので作業する場所でいつも使えます。


まずはスライドコネクタを柱パイプに挿入しておきます。

この部品は突っ張った後から入れることはできないので事前に入れておく必要があります。

そしてスライドコネクタの下にストッパーを取り付けます。

上の部品がスライドコネクタで下の部品がストッパーです。

スライドコネクタはパイプの沿って自由に動かすことができます。

次に両パイプのスライドコネクタの間に別のパイプを連結して一体にします。

さらに両スライドコネクタから外向きにパイプを連結してロードバイクを載せる

ハンガーを作ります。

左側の2本のパイプの間にサドルを掛けて、右側のパイプにはハンドルを載せます。

3本のパイプで支えるためしっかり安定しています。

またこのハンガーはスライドコネクタを使っているため簡単に動かせます。

ハンガーは単にストッパーの上に載っているだけです。

そのためストッパーの位置を変えるだけでバイクを掛ける高さを簡単に変更できます。

ストッパーはボルト1本で固定されているため作業も簡単です。

これでバイクハンガーが出来あがりました。

最後に小物をおける棚やバックなどをかけるハンガーを作ります。

4.4 小物置き棚の製作

ロードバイクハンガーができましたが、その上には広いスペースが残っています。

そこで床と天井の間で固定したパイプ柱に他のパイプをつなげてバイク用備品を

収納できる棚も一緒に作ります。

両パイプ柱に2本ずつパイプを連結して、下のパイプには板を固定します。

アルミパイプの断面は円形だけでなく半円形もあるため、

板を固定する場合は半円形を使った方が便利です。

私はそれほど本格的に乗っていないのであまり道具がありませんが、

多段棚を作ったり、もっと横に広げて収納を増やすしたり自由にアレンジ可能です。

これで壁掛けロードバイクハンガーの完成です。


5. 完成後の様子

では早速、ロードバイクや道具を収納してみます。

一番上のパイプには衣類やバックを掛けてみました。

特に冬場にはグローブや防寒グッズ、上着などかさばるものが多いため

ここにまとめて収納できるととても便利です。

棚の上にはバックやグローブなどを置いています。

他にはヘルメット、アイウェア、サイクルボトルなども置くこともできますし、

棚を作ってメンテナンスグッズをまとめて収納することもできます。

またアルミパイプにS字フックを掛けたり、直接フックを固定すれば棚の下にも

ぶら下げて保管することもできます。

この壁掛けロードバイクハンガーは自分の思い通りに作れるのが一番の特徴です。

さらに一度固定しても後から場所を変えたり、棚を増やしたりと自由度が高く

カスタマイズが簡単にできます。

しかも壁や床に直接固定している訳ではないのでいつでも外して元に戻すこともできます。

この自由度の高さが市販品にないDIYの醍醐味ですね。

6. さいごに

アルミパイプで作る壁掛けロードバイクハンガーは如何だったでしょうか?

木材と違って固定した後も自由に調整できたり、段差があるような場所でも

問題なく作れるためとても便利です。

しかもこれだけ自由に作っても製作費用は10,000円前後で済みます。

使用する工具もスパナや六角レンチくらいでいずれも100均でも買える物です。

基本的な作業としてはボルトを締めるだけなので手先の器用さはあまり関係なく、

初めての人でもすぐに作れます。

ここもアルミパイプの便利な特徴の1つですね。

具体的な組み立て方法はこちらで詳しく見ることができます。


(アルミパイプの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


このような便利なアルミパイプですが、残念ながらホームセンターでは販売されていません。

ミスミやモノタロウなどのECサイトで取り扱われていますが、

個人による購入は断られていて難しくなっています。

しかも自分で必要な部品の長さや種類、数量を調べてそれぞれ注文するので手配も大変です。

しかし「LINK YOUR DESIGN」を利用すればメルカリなどを使って

手軽にアルミフレームやアルミパイプを購入することができます。

しかも既に設計されて必要部品の種類や数量がまとまった部品リストが手に入り、

注文も一括で一回で済みます。


(アルミパイプの購入方法)

アルミフレームやパイプの欠点は入手性の悪さです。ホームセンターでは販売されておらずほとんどネット販売のみです。一般的にはミスミやモノタロウなどのweb商社経由で購入しますが、個人では難しいです。しかしメルカリなどでも購入でき、必要部品を一括購入できる方法がここにはありますよ。


市販品にない自分だけのカスタマイズされたバイクハンガーを作ってみては如何でしょうか?

ロードバイクと一緒にコンパクトにまとめられたハンガーを見ると何だか嬉しくなりますよ。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず欲しい物が手に入る共同DIYです。

一人で考えるよりも複数人で考えた方がよりいいアイデアも生まれます。

まず設計や構想は御自分で考えて欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方はこちらで実施して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心してチャレンジすることができますよ。

気に入った物が見つからない場合は試してみては如何でしょうか?

サポートやアドバイスは無料で実施しているためできる事、できない事があります。

詳しいサポート内容や進め方はこちらで説明しています。

Link Your Design

またこれまでのサポート事例はこちら。

 「サポート事例集





これまでアルミパイプを使ってDIYした事例をまとめてみました。

よかったら参考にされて下さい。

(アルミパイプのDIY事例集)

(野地板とアルミパイプで目隠しフェンスをDIY)

野地板とアルミパイプを使って高さ1.8m、幅8mの目隠しフェンスをDIYしました。独立基礎を作ってそこにアルミパイプを建てて塗装した野地板を貼り付けます。板の貼り方を工夫したことで目線が隠れて風が抜けるフェンスとなっています。しかも製作費用はナント5万円以下!?

(雨避け屋根がある自転車置き場を簡単DIY)

アーネストワン建売住宅には軒がほとんどないので雨よけする場所がありません。そのため外に置いてる自転車や道具が雨に濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使った屋根のある自転車置き場をDIYしました。8×1.8×2.5mと大きな置き場ですが、5万円ほどで作れます。しかも補強や基礎をしっかりすることで大型台風が直撃しても壊れませんでした。

(クローゼットを自由にアレンジ!収納ハンガーラックをDIY)

アーネストワン建売住宅の寝室にあるクローゼットは広いものの棚やハンガーラックはありません。そこでアルミパイプで自由にアレンジできる収納ラックをDIYしました。アルミパイプを床と天井で突っ張って固定し、色んな収納棚やックを自由自在に作ることができます。

(賃貸でキッチン目隠しカーテンをDIY

 今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。

(超簡単、8mのウッド仕切りフェンスをDIY)

住宅間を仕切るフェンスをアルミパイプと野地板でDIY。基礎から作り、8mのフェンスが2~3日で作れる簡単なもので費用も2万円以下と超お得です。ウッドフェンスなので雰囲気もあり、鉢を掛けてもよく似合います。長い距離のフェンスが必要な場合や初めてフェンス作りに挑戦する人にはオススメのフェンスです。

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