ポリカ板 を再利用してアルミフレームと一緒にカーポートにサイドパネルをDIYしました!

1.はじめに

ポリカ板 を再利用したくアルミフレームで

カーポートにサイドパネルをDIYしました。

幅約5m、高さ約1.5mのサイズです。

アルミフレームはポリカ板と相性が良く、

見た目もオシャレに仕上がります。

今回は福岡県のYさんと一緒に制作しました。

元々業者の手違いでカーポート屋根の

ポリカ板を入れ替える事になり

その余ったポリカ板を再利用します。

普段であれば使いにくいポリカ板ですが、

アルミフレームと一緒に組み合わせることで

グレードアップしたカーポートが完成です。




2.Yさんの相談内容

Yさんはブログから問合せをいただきました。


以前よりサイトを拝見させて頂いており、

カーポート用のサイドパネル作成が気になり

連絡させて頂きました。

今回カーポートを設置したのですが、

業者のミスでカーポートの屋根材の色が

違う物が取付られたのです。

本来の色の屋根材と入替になったのですが、

現在付いている屋根材が余剰になります。

新品のポリカを廃棄するのも勿体無い為、

サイドパネル用に流用出来ないか?

と思っています。

(YKKのカーポートのポリカとなります)


カーポートを新設したところ業者側の手違いで

屋根の色が指定と異なっていたようです。

そこでやり直す事になったのですが

元々付いていた屋根が余ります。

これを再利用してサイドパネルを

作りたいという相談でした。

確かにこれは良いアイデアです!

普段であれば廃棄するところですが

再利用で有効活用できます。

アルミフレームを何本か買い足すだけで

サイドパネルまでもが手に入ります。

3.ポリカ板 サイドパネル

3.1 ポリカ板 サイドパネル材料

余ったポリカ板のサイズは705×2688mmで

合計4枚ありました。

ポリカ板をキレイにカットするのは手間なので

なるべくそのまま使えるように考えます。

アルミフレームで枠組みを作り、

その上にポリカ板を固定します。

アルミフレームはアルミを押出した角材で

工場などでは広く使われている材料です。

水に濡れても錆びず屋外でも使える材料です。

サイドパネルには既に10件以上の実績があり

皆さん好評です。


(アルミフレーム、G-fun基本解説)

アルミフレームやG-funは金属のアルミでできた角材、パイプ材です。企業や工場では一般的に使われており、最近では家庭DIY材料として注目されています。木材にない特長を有し誰でも簡単に扱えます。この記事では材料の特長から使い方、購入方法まで全般を説明しています。

(サイドパネル製作の種類と費用まとめ)

アルミフレームでカーポートサイドパネルを製作する際の種類や費用をまとめました。フレーム種類パネル材種類取付方法などサイドパネルは色んなバリエーションがあります。自分に合ったタイプを選んで作れるので、もし自作する場合の参考にしてください。


今回もアルミフレームは30mmサイズです。

アルミフレームはブラケットという部品を

使って連結します。

六角レンチを使ってボルトを締めるだけで

組立できるので初心者でも安心です。


(アルミフレーム連結ブラケットの種類)  

アルミフレームはブラケットと呼ばれる部品で連結されます。ブラケットの固定はボルトとナットで行うので簡単です。フレームどうしを直角に連結することが多いですが、別の角度に固定するブラケットもあります。ブラケットは使い方によって連結強度が変わるので注意が必要です。


3.2 ポリカ板 サイドパネル設計

アルミフレームの設計は専用のCADソフトを

使って行います。

3D CADなので作る前にいろんな角度から

確認することができます。


フレーム、パイプの3D CAD設計)  

アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


こちらがYさんと一緒に考えたCAD図です。

アルミフレームで枠組みを作り、

それをカーポート柱に固定します。

ポリカ板はアルミフレームの上からボルトで

固定します。

この際、ポリカ板のサイズに合わせて

フレーム配置を行いました。

これでポリカ板のカットを少なくできます。

当初は4m幅で制作していましたが、

後で物置小屋まで延長したいと相談があり

追加しました。

アルミフレームはこのような追加取付も

簡単にできるので後から拡張もできます。

しかも全てCADで設計しているので

寸法違いや間違いがありません。

サイドパネルの固定は既存柱にビスで

固定します。

2本の柱に合計12か所固定しました。

追加分はカーポートよりも1m以上も

はみ出るので柱を1本追加します。

この柱は独立基礎で固定します。

オンライン共同DIYではスケッチ写真などから

CAD図を作成して検討を進めます。

PCなど不要でスマホだけで十分です。

手書きのスケッチや寸法の入った写真から

CAD設計図を作り、部品を全て用意します。

オーダーメイド品が簡単に作れますよ。

設計が終われば部品を手配します。

アルミフレームの購入方法はいくつかあります。

ここではメーカから直接買い付けて

ご自宅まで直送するため他に比べて

いくつかメリットがあります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。


(アルミフレームやG-funはどこで購入できる?)

メルカリやラクマ、YahooフリマなどでアルミフレームやG-funを手軽に購入する方法を紹介します。ホームセンターやオンラインショップにない部品でもSUS製部品であれば全て購入できます。フレーム材も1mm単位で購入できるので大変便利ですよ


3.3 ポリカ板 サイドパネル制作

CAD設計が終わり現地確認が済むと

部品を手配します。

部材の中には長いフレームもありますが

最長4mまではお届けできます。

しかも送料無料なのでどんなに長くても

量が多くても安心です。

納期はお住いの住所や手配する部材によって

異なりますが、約1週間ほどです。

共同DIYではほとんど初めてアルミフレームを

使用する人ばかりです。

Yさんも今回が初めての利用でした。

それにも関わらず何故こんなサイドパネルが

作れるのか?

それには次の2つのポイントがあるからです。

まず1つ目はアルミフレームの組立作業が

とても簡単な点です。

六角レンチ1本で組立可能なんです!

フレームどうしはブラケットのボルトを

締め付けるだけで連結できます。

しかも間違ってもボルトを緩めれば何度も

組み立てなおすことが可能です。

もう1つが一人ではなく一緒に作るからです。

Yさんの場合、サイドパネルを作ることや

アルミフレームを使うことは今回初めてです。

これを一人で行うと何かと壁にぶつかります。

しかし一緒に進めることで私のこれまでの

知識や経験から解決できます。

一人ではできる事は限られますが

二人であればもっと色んなモノが作れます。

部品が届くまでの間に私の方で組図を

作成してお渡しします。

これを見ながらどの部品をどこに使うか

確認しながら製作します。

設計だけでなく製作でもサポートしています。

アルミフレームを組み立てた様子です。

Yさんだけでなく他の方も同様な感想ですが、

プラモデルを組み立てている感覚で作れて

手作り感が全くありません。

柱への固定は現場の様子を送ってもらい

確認しながら進めます。

特に干渉しないかどうかチェックが必要です。

こういう部分は現場でしか分からないので

Yさんの協力が必要ですね。

サイドパネルを取り付ける部品も一緒に

用意します。

ただビスだけは用意できないので

Yさんに準備してもらいました。

共同DIYではお互いのできることを

出し合って協力していきます。

そしてついに完成です!!

この瞬間が私も一番ワクワクします。

DIYとは思えない仕上がりになりました!

初めて使用する材料で作ったとは思えません。

元々捨てるはずのポリカ板が形を変えて

横から入り込む雨風をしのいでくれます。

さらにカーポートが使いやすくなりました。

最後にアルミフレームの費用は約6万円です。

横幅が4.7m、高さが1.4mでポリカ板は

含まれませんが、

それを固定するボルト類は全て含まれます。

4.さいごに

余ったポリカ板を再利用してカーポートに

サイドパネルをDIYしました。

その結果、手作りとは思えないモノができて

雨風から守ってくれて快適です。

廃棄するはずのポリカ板が大活躍ですね。

もったいないから始まったアイデアですが、

こんな素敵な結果になりました。

これもアルミフレームを使えばこそです。

このような材料があることを知るだけで

DIYの選択肢が大きく広がります。

しかもYさんのように初めてアルミフレームに

触る人でも安心して作ることができます。

自分一人で作れないモノでも一緒に協力すれば

手に入れることができます。

フレームDIYラボでは年間100件ほどの

共同DIYを手掛けています。

そこで制作したものをここで紹介しています。

もし何か気になることがありましたら

気軽にお声掛けください。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを

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実際にDIYしている様子を見ることができます。

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サイドパネルの制作事例は多々あるので

興味があればご覧ください。


(カーポートサイドパネルをアルミフレームでDIYしよう)

カーポートサイドパネルをアルミフレームとポリカ板でDIYしました。既存カーポートにとてもよくマッチしており、手作り感がありません。初めてアルミフレームを使った人が作ったものには見えません。高さ100cm幅810cmと広いサイドパネルが自分で作れるようになりますよ。

(アルミフレームとポリカ板でサイドパネルを作ろう)

アルミフレームとポリカ板を使って既存カーポートにサイドパネルをDIYしました。高さ約1m、幅約3mのサイズで雨や風が入り込むことはありません。ポリカ板にマット処理をしているので外から中の様子が見えずにプライバシーも確保できます。初めて使う材料でしたが、約6時間で完成しました。

(サイクルポートにサイドパネルをDIYしよう)

サイクルポート雨避けパネルをアルミフレームとポリカ板で後付けDIYしました。既存サイクルポートに0.8×2.5mサイズのパネルを取り付ければ雨に濡れることもありません。見た目もオシャレなので手作り感がなく、木材に比べて長持ちします。CADで設計するため取付方法も事前に検討できます。

カーポートにサイドパネルを後付けDIY!

カーポートサイドパネル をアルミフレームとアルミ複合板を使って自作DIYしました。幅6.9m、高さ1.2mのサイドパネルで横からの雨や視界を遮ってくれます。カーポート柱に固定するだけで設置できるので簡単です。サイズは自由に変更できるので欲しい部分だけを狙ってパネルを取り付けることもできます。

(カーポート サイドカバーをアルミフレームでDIY)

カーポート サイドカバー をアルミフレームとアクリル板を使ってDIYしました。ガレージの開口部で採光をとりつつ、風や雨の侵入を防ぎます。アルミ製なので耐候性に優れて、しかもオシャレな雰囲気に仕上がっています。アルミフレームはポリカやアクリル板と相性がいいので簡単に組み合わせてDIYができました。


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