雨避け屋根がある自転車置き場を簡単DIY

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1.  はじめに

最近はゲリラ豪雨のような瞬間的な大雨や記録的豪雨による災害など多く発生しています。

しかしアーネストワンの建売住宅には軒がほとんどなく雨避けがありません。

そのため大雨が降ったり台風が来ると自転車が倒れたり、道具が吹き飛ばされてしまいます。

物置小屋を設置してもいいですが、費用が高くスペースもあまり広くありません。

そこでアルミパイプを使って住宅の横に雨避け屋根を作って

自転車や道具を保管できる置場をDIYします。

この方法はちょっとした隙間、例えば勝手口や玄関までのアプローチ部分などにも

利用できる便利な方法です。




2. 自転車置き場をどこに作る?

住宅とフェンスの間に細長いスペースがあり、奥行きが約8m、幅が1.8m程となっています。

またフェンスの左側には小さな川があります。

そこでこのスペースに屋根と壁を作って雨避けスペースを作り、

屋根の雨水は直接この川に落とすようにしてみましょう。

これだけのスペースがあれば自転車数台と道具類を十分保管できます。

ただ問題は窓がいくつもあり、開閉の邪魔にならないようにする必要があります。

3. 自転車置場の構想

以前、賃貸住宅でテラス屋根をDIYしたことがありますが、基本的に同じ方法で作ります。

材料はアルミパイプとポリカ製の波板です。

そのときの記事はこちらから見ることができます。


(3万円台で作れるテラス屋根)

 住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。


しかし今回はメッシュフェンスの強度が弱く、この基礎を利用する事は出来ません。

そのため独立基礎を住宅壁側とフェンス側にそれぞれ作ることにしました。

横からの吹き込みを防ぐためにフェンス側には壁も作ります。

屋根の高さが約2.5mもあるためアルミパイプは直径43mmが望ましいですが、

費用が高くなってしまいます。

そこで直径28mmのパイプを使い、補強を追加しながら強度を高めます。

4.  アルミパイプとは?

アルミパイプはホームセンターなどで見かけることがないのであまり知られていませんが、

工場や会社では一般的に使用される部材です。

アルミでできているため軽くて強く、しかも雨に濡れても錆びません。

アルミパイプの特徴はこちらの記事に詳しくまとめています。


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


アルミパイプどうしはコネクタと呼ばれる部品で連結できます。

コネクタには様々な種類があり、水平、垂直連結、角度付き連結など自由自在です。

しかも六角レンチでボルトを締めるだけで簡単に連結できるので、

初めて利用する方や普段DIYをしない方にも安心です。

コネクタの特徴はこちらの記事に詳しくまとめています。


(アルミパイプのコネクタ)

 アルミパイプどうしを連結する部品がコネクタです。コネクタにはたくさんの種類があり、連結方向も直角、水平、クロスなど様々な用途に利用できるようになっています。またパイプに沿って動いたり、パイプを軸に回転したりという可動できるコネクタもあります。これを利用すればDIYの幅が広がりますよ。



5. 自転車置場の製作

5.1 自転車置き場の設計

これだけの大きさの物を作ろうとした際に必要なパイプの長さや本数、コネクタの数など

計算するのは大変です。

しかしアルミパイプには専用の3D CADがあり、これで設計することができます。

しかも同時に部品リストも作成できるので予め必要な材料や費用を知ることができます。

3D CADについてはこちらの記事に詳しくまとめています。


フレーム、パイプの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


実際に設計した自転車置き場のCAD図です。

アルミパイプは直径28mmの物を使って全てコネクタで連結しています。

基礎はこの図面に反映できないので、そこは自分で考えるしかありません。

このCADは大きい物から小さい物まで自由に設計できるため常に利用しています。

作る前に色んな角度から構造の確認ができるので大変便利です。

この図面から作成した部品リストを元に部品を手配します。

5.2 自転車置き場の基礎造り

まずは事前に土の中をチェックして穴が掘れるかどうか確かめます。

以前、目隠しフェンスを作る際にこれを怠って計画変更になったことがあります。

ここで住宅壁側は基礎がありブロックを埋めることができません。

もしこの基礎をかわすと柱の位置がだいぶ内側に入るので邪魔になります。

仕方なく基礎の上にコンクリートブロックを2段重ねてモルタルで固める方法で作ります。

ただこれだとブロックを十分埋め込んでいないため強度が取れないと思われるので、

アルミパイプをサイディングに固定して補強を取ります。

まずはコンクリートブロックを埋める穴を掘ります。

このとき住宅の窓や配管などに干渉しないように場所を選んで下さい。

そして基礎の上にモルタルを敷き詰めてその上にコンクリートブロックを載せます。

次にこのブロックの上にモルタルを塗って2段目のブロックを載せて固定します。

モルタルが固まったらできるだけ土をかぶせて埋め戻します。

これはしっかりした基礎というよりは少しでも重さを持たせるためです。

フェンス側はブロックが2個埋まる程度の穴を掘ってしっかり埋め込みます。

こちらは特に干渉するものもなく自由な場所に基礎を作ることができるため、

壁側に作った基礎と並行になるようにしてください。

コンクリートブロックを使った独立基礎についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。


(コンクリートブロックで独立基礎を作る)

屋外で柵やテラス、ウッドデッキを作るときに独立基礎は欠かせません。ここではコンクリートブロックとモルタルで作る独立基礎を紹介します。セメントを使うと難しそうですがそんなことはありません。誰でも簡単に作れる方法で、しかもとても安く作ることができますよ。


5.3 アルミパイプ組立

次にアルミパイプをコンクリートブロックの穴に入れて柱を立てます。

住宅壁側とフェンス側では傾斜をつけるためフェンス側の柱を低くしています。

柱の高さは約2,600mmあり、穴に入れただけでは倒れてしまいます。

そこで別のパイプを連結させてレベルを見ながら予めおおよその形を先に作っておきます。

これにより柱が自立して位置がある程度決まるのでコンクリートで固定した後の

組み立てが楽になります。

柱の位置が決まればブロックの穴にコンクリートを流し込み柱を固定します。

コンクリートが固まって柱が固定されたら、次は柱をサイディングに固定します。

高さが2,600mm程あるためこのままだと上の方はグラグラ動きます。

そこで柱の上と中間付近にサドルを使ってタッピングビスでパイプを固定します。

しかし壁には水切りがあるためパイプを壁に密着させる事はできません。

そこで40mm厚のゴムを壁とパイプの間に挟めて固定しました。

まず直径4mmの下穴を空けてM5のタッピングビスを締め込みます。

スクリュウビスで一気に打ち込むこともできますがサイディングが割れる可能性があるので

ちゃんと下穴を空けた手作業で締め込んだ方が無難です。

アルミパイプを2箇所固定するだけで全く動かなくなりました。

柱の固定が終わると次に他のアルミパイプを組み立ていきます。

アルミパイプの組み立てはコネクタで連結しながら行います。

これはボルトを締めるだけでパイプどうしが連結するのでとても簡単に組み立てできます。

アルミパイプの組立方法についてはこちらの記事に詳しくまとめています。


(アルミパイプの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


屋根には傾斜を付けますが積雪がない地域なので緩やかな角度にしています。

屋根の角度の付け方にはいくつか方法があり、こちらで詳しく紹介しています。


(テラス屋根の質問集)

 テラス屋根のDIY方法についてはいくつか質問をいただきます。そこで多い質問は屋根の角度の付け方です。アルミパイプを使った場合、角度の付け方は3通りあります。角度の調整幅や自由度、費用などを考えて最適な方法を選ぶことができるので、どんな角度の屋根も作れます。


また強風で部品が外れないように斜めの補強コネクタを追加します。

コネクタは全て強度が数字で出ているため強度計算を行うことができます。

自分が使う環境や負荷状況に応じて必要な強度を事前に把握、計算することで

安心して使うことができます。

後述しますが、2018年6月に大きな台風の直撃を受けました。

そのときは最大瞬間風速32m/sもあり、隣家の木が折れたり2Fテラス屋根が破損している中、

この自転車置き場は無傷でした。

5.4 屋根の取り付け

屋根材はポリカの波板を使用します。

これを屋根の下地パイプの上に載せて直接スクリュービスで打ち込みます。

アルミパイプは直径28mmで波板のくぼみにぴったり入るので簡単に固定できます。

屋根下地パイプの位置はコネクタのボルトを緩めれば簡単に移動できるので、

波板を貼りながら位置を合わせることができます。

このあたりが木造と違って融通が利くところです。

5.5  壁の取り付け

柱の高さが2.5mほどあるため横から雨が入り込んでこのままでは濡れてしまいます。

そこで最後にフェンス側に壁を取り付けます。

こちらも材料はポリカ波板を使い、アルミパイプに直付け固定します。

後付けで追加できるので必要な部分だけアルミパイプを取付けて波板を貼ります。

取り付けたアルミパイプに沿ってポリカ波板を全て固定すれば完成です。

ポリカ波板とアルミパイプは相性がいいので簡単に色んな物が作れますよ。

6.  自転車置き場の完成

自転車置場と言っていますが、大きなサイズなのでもはやチョットした小屋になりました。

サイズは高さ2.5m、幅1.8m、奥行き8mとなっています。

窓の位置を全て避けて柱を立てたので全ての窓はそのまま使うことができます。

これだけのスペースがあれば多くの道具を収納する事ができるため雨が降っても大丈夫。

高さに余裕があったのでパイプを追加して長物を収納する場所も追加で作ってみました。

もし柱のピッチを狭くして補強をしっかり入れればちょっとした小屋裏部屋も作れます。

この自転車置き場の費用ですが、合計で50,000円程です。

アルミパイプ部材費用が約半分ですが、これだけのサイズの小屋であれば安いものです。

作業時間は3~5日程で一人で作ることができます。

アルミパイプは軽いので4mの長さの物でも片手で持って作業ができます。

必要な道具は六角レンチや電動ドライバー、それとコンクリートを作る道具類で

特殊な工具や道具を必要としません。

この手軽さもアルミパイプDIYの魅力の1つです。

この自転車置き場の強度ですが、2018年6月に起きた台風では無傷でした。

この台風は久しぶりの大型台風で最大瞬間風速が32m/sもあり、

近所の住宅では木が折れたり屋根が外れたりと被害が相次ぎました。

サイディングに直接固定していることが大きく、その他では基礎をしっかり固める、

パイプに補強を追加する、ポリカ波板の固定ビスを短いスパンで打ち付けるなどを

しっかり行えば十分に強い自転車置き場を作ることができます。




7. さいごに

アルミパイプで作る自転車置き場DIYは如何だったでしょうか?

アーネストワンの建売住宅では軒が少なく、屋外に物を置くと濡れてしまいます。

そんな時はこのような小屋を作ると安上がりで用途が広いのでおススメです。

高さも十分あるので雨の日は洗濯物を干す事もできます。

今回は作りませんでしたが、扉を作って全て囲った小屋にする事もできます。

またパイプでなくアルミフレームを使ってショーケースのような自転車置き場を

作ることもできます。

ロードバイクやクロスバイク向きな保管方法です。


(ロードバイクの保管車庫をDIY)

屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。


アルミパイプはテラス屋根やちょっとした小屋を作るには最適な材料です。

このサイトでは「LINK YOUR DESIGN」というアルミパイプやフレームを使ったDIYの

サポートも行っていますが、カーポートとテラスの間の隙間にアルミパイプを使って

追加で屋根を作られた相談事例もあります。


(カーポートと既設屋根の間に屋根をDIY)

カーポートと既設屋根の間に隙間があり、雨で濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使って屋根を新たに追加することになりました。しかしカーポートと既設屋根は高さが異なるため斜めになってしまいます。このような場所でもアルミパイプであれば簡単に作ることができます。


このように便利なアルミパイプの購入方法ですが、

実はホームセンターなどではほとんど販売されていません。

一般的にはミスミやモノタロウといったweb商社を経由して購入できますが、

個人購入は少し難しいかもしれません。

しかも自分で必要な部品の長さや種類、数量を調べてそれぞれ注文するので

手配するのも大変です。

しかし「LINK YOUR DESIGN」を利用すればメルカリなどを使って

手軽にアルミフレームやアルミパイプを購入することができます。

しかも既に設計されて必要部品の種類や数量がまとまった部品リストが手に入り、

注文も一括で一回で済みます。

詳しい内容はこちらをご覧ください。


(アルミフレームの購入方法)

アルミフレームやパイプの欠点は入手性の悪さです。ホームセンターでは販売されておらずほとんどネット販売のみです。一般的にはミスミやモノタロウなどのweb商社経由で購入しますが、個人では難しいです。しかしメルカリなどでも購入でき、必要部品を一括購入できる方法がここにはありますよ。


この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

これまでアーネストワン建売住宅で行ったDIY事例はこちらで見ることができます。


(アーネストワン建売住宅のDIY事例)

(野地板とアルミパイプで目隠しフェンスをDIY)

野地板とアルミパイプを使って高さ1.8m、幅8mの目隠しフェンスをDIYしました。独立基礎を作ってそこにアルミパイプを建てて塗装した野地板を貼り付けます。板の貼り方を工夫したことで目線が隠れて風が抜けるフェンスとなっています。しかも製作費用はナント5万円以下!?

(超簡単、8mのウッド仕切りフェンスをDIY)

住宅間を仕切るフェンスをアルミパイプと野地板でDIY。基礎から作り、8mのフェンスが2~3日で作れる簡単なもので費用も2万円以下と超お得です。ウッドフェンスなので雰囲気もあり、鉢を掛けてもよく似合います。長い距離のフェンスが必要な場合や初めてフェンス作りに挑戦する人にはオススメのフェンスです。

(アルミで簡単!玄関アプローチフェンスをDIY)

住宅間仕切るフェンスをアルミパイプと100均を使ってDIYしました。玄関へのアプローチフェンスなのでウェルカムボードや飾り付けが自由に取り付けられます。季節や年月に応じて自分でアレンジできて、メッシュフェンスにすることも出来ます。特別な工具も必要なく誰でも簡単に作ることができます。

(クローゼットを自由にアレンジ!収納ハンガーラックをDIY)

アーネストワン建売住宅の寝室にあるクローゼットは広いものの棚やハンガーラックはありません。そこでアルミパイプで自由にアレンジできる収納ラックをDIYしました。アルミパイプを床と天井で突っ張って固定し、色んな収納棚やックを自由自在に作ることができます。

(突っ張り棒を使わない目隠しカーテンDIY)

 突っ張り棒を使わずに外れない目隠しカーテンを洗面室にDIYしました。アルミパイプを使えば簡単にしかも強力なカーテンをどこでも作ることができます。パイプ径もφ28mmと細いため場所を取らず見た目もシンプルです。使う工具も六角レンチ程度で1時間程度で作れる簡単DIYとなっています。

(脱衣所にコンパクトな収納棚製作)

 住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。




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またこれまでのサポート事例はこちら。

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