車中泊だけじゃない!軽バン、軽ワゴンで自作オフィスカーDIY

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1.  はじめに

最近ではリモートワークの普及に伴い、

自宅で仕事をする事が増えています。

しかし自宅にスペースがなかったり、

子供達が居て集中できない事もあります。

そんな時にも便利なオフィスカーを

アルミパイプでDIYしてみました。

改造した車種は軽バンのホンダ アクティです。

後部座席を倒してデスクや棚を設置して

車内をオフィスのように改造しました。

またデスクも折り畳み式なので

荷物を載せる時は畳んで邪魔になりません。

例えば次のような使い方に適しています。

・外出先などの待ち時間で仕事ができる

・動く書斎として好きな場所で趣味ができる

・車中泊をしながら夫婦で旅ができる

また材料にアルミパイプと100均部品を

多く使っているため次の特長もあります。

・デスクや棚の取り外しが簡単

・専用CADで自分だけのオリジナルが作れる

・作業が簡単で誰でも作ることができる

・費用を抑えて作ることができる

こちらは実際の作っている様子を動画で

見ることができます。

車中泊にも利用できるオフィスカーの

DIY方法を紹介します。




2. 軽バンオフィスカーの特徴

まずは改造前のホンダ アクティの様子です。

後部座席を倒すと全体がフラットになり、

車内高さもある広いスペースが得られます。

こちらの後部座席を倒してできたスペースに

オフィスを作りました。

車内にはデスクや棚を作っています。

またカーテンで運転席側や後部扉を

仕切れるようになっています。

デスクは幅130cm、奥行き50cmです。

そのため2人でゆったりと食事をしたり、

カフェを楽しむ事ができます。

しかもデスクには余計な足がないため、

机下もスッキリしています。

また車内に奥行きもあるので横になって

休むこともできます。

好きな本やPCなどを載せて好きな場所で

ゆったりとした贅沢な時間を過ごせますね。

このオフィスカーには3つの特徴があります。

2.1 デスクが折り畳める

デスクは幅130cm、奥行き50cmと広いです。

しかし大きな荷物を載せるときには邪魔です。

そんな時はデスクを折りたためます。

デスク卓を固定するパイプはヒンジのような

可動部品でデスク柱パイプに連結しています。

それを動かないように補強部品で固定して

デスク卓を起こしています。

そのため補強部品を外せば可動部品が動いて

デスク卓が倒れる仕組みです。

すると広いスペースができるので荷物が

載せやすくなります。

補強部品にはノブボルトが使われており、

手作業でデスク卓の調整ができます。

工具は使わず手作業でノブボルトを

締め込むだけなのでとても簡単です。

強度もデスクとして使うには十分です。

またデスク以外にも車中泊2段ベッドとして

応用することもできます。

ただもし車中泊のベッドとして使う場合は

強度不足なのでその場合は足を追加します。

これで大人が寝ても十分な強度が確保できます。

アルミパイプはパイプどうしの連結が簡単で

繰り返し使えて強度があるため、

アイデア次第で色んな物が作れます。

2.2 デスクや棚の固定が強い

車内に棚やデスクを作ると気になるのは

走行中に倒れないかという事です。

車は走行時に振動したりカーブの時に横から

力が加わったりと何かと安定しません。

しかしこのデスクや棚は床板に

しっかり固定されているだけでなく、

棚とデスク、カーテンを全て連結しています。

構造物として一体化することで安定感が増し

走行中ても倒れることはありません。

実際に手で揺すったときの揺れ具合を

動画で観ることができますが、

ほとんど揺れていないのがわかります。

2.3 棚やデスクの脱着が簡単

車内に棚やデスクをDIYしたときに困るのが、

これを元に戻す時です。

後部座席に誰か載せたり、車検の時などは

全て外して車外に出す必要があります。

実はこれが意外と大変な作業です。

しかも再度取り付けないといけないため、

脱着が簡単という事はもはや必須です。

ここにもアルミパイプのメリットがあります。

棚やデスクを5分間程度で取り外す事ができて

取り付ける時も同程度の時間で車載可能です。

しかも使用する工具は六角レンチ1本です。

この作業性の良さがアルミパイプの特徴です。

アルミパイプどうしはコネクタという部品で

連結されています。

コネクタとはパイプを連結する部品の総称で

たくさんの種類のコネクタがあります。


(アルミパイプのコネクタ)

 アルミパイプどうしを連結する部品がコネクタです。コネクタにはたくさんの種類があり、連結方向も直角、水平、クロスなど様々な用途に利用できるようになっています。またパイプに沿って動いたり、パイプを軸に回転したりという可動できるコネクタもあります。これを利用すればDIYの幅が広がりますよ。 


固定はボルトを締めるだけの作業です。

ボルトを締めれば連結、緩めれば分離します。

しかもほとんどのコネクタはボルト1本のみで

数秒の作業です。


(アルミパイプの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


この脱着作業も動画で見れますが、

あっという間に車が元に戻っています。

3. 軽バンオフィスカーの作り方

3.1 軽バンオフィスカーの材料

メインとなる材料はアルミパイプです。

アルミパイプは企業や工場では

一般的によく使用される材料ですが、

家庭DIYではあまり見ることがありません。

イレクターパイプと似ていますが、

全く異なる特徴があります。


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


アルミパイプを使った理由は次の通りです。

便利なアクセサリ部品が多い

折り畳み式デスクを作るためヒンジのような

動く部品が必要です。

アルミパイプにはこのような動く部品が

標準品としてラインナップされています。

つまりこれらの部品を選んで一緒に

購入するだけでOKです。

部品を探したり加工する必要はありません。

部品の脱着作業が簡単

アルミパイプを連結するコネクタは

とても扱いやすく作業がとても簡単です。

しかも種類も豊富で強度や用途に合わせて

選ぶ事ができます。

デスク卓を支えるための補強コネクタや

手作業できるノブボルトなどもあります。

適切な部品を選ぶ事で工具を使わずに

作業できる環境も作れます。

製作費用が抑えられる

非常に便利なアルミパイプですが、

実は意外と安いです。

アルミフレームなどに比べると2割ほど安く、

イレクターパイプ費用と同等かそれ以下です。

そのため自分の理想的な車内環境を

リーズナブルに作る事ができるのです。

3.2 軽バンカーオフィスの設計

アルミパイプを使う際、専用の3D CAD

使って設計する事ができます。

ソフトはメーカから無料で提供されており、

誰でも自由に利用することができます。

インストール方法や簡単な使い方は

こちらの記事で紹介しています。


アルミフレームの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


こちらが実際に設計したオフィスカーです。

作る前に色んな角度からチェックしたり、

寸法を測ったりできるので大変便利です。

まず棚やデスクの固定には床に敷く合板に

アタッチメント部品を取り付けます。

これはパイプではありませんが、

フラットなアルミ板に突起が付いています。

この突起はコネクタが連結できるので

棚やデスクを固定する事が可能です。

合板とアタッチメントの固定はボルトと

おにめナットを使います。

しっかりと固定できて外す時も簡単です。

デスクには折り畳みコネクタを使います。

これを2本のパイプの端部に差し込むことで

パイプどうしを折り畳めるようになります。

この部品には固定機構がなくフリーなので

デスクとして使うときは別のコネクタで

固定する必要があります。

棚は3段で天井に当たらない高さにして、

これもアタッチメントで床材に固定します。

そしてコネクタを使ってデスクのパイプと

連結して一体化します。

これで設計は終了です。

3.3 オフィスカーの製作

CAD設計すると部品リストができるため、

これをメーカに依頼して部品を購入します。

例え4mの長いパイプなどでも自宅まで

無料で発送してもらえます。

部品が届けば製作開始です。

3.3.1 アタッチメントの取付

まずは合板を車内寸法に合わせて切断します。

ここでは2枚の構造用合板を使用しました。

次にアタッチメントを合板に取り付けます。

このとき先に一度棚とデスクを組み上げて

車内のレイアウトを決めて、

合板にマーキングをしておきます。

後はマーキングした場所にアタッチメントが

取り付くようにおにめナットを圧入します。

アタッチメント側はドリルで穴を空けておき、

そこにボルトを通して固定します。

アルミは金属の中でも柔らかくて

加工しやすい材料です。

そのため簡単に穴あけや切断加工ができます。


(アルミフレームの加工方法)

 アルミフレームは木材よりも強度があるので同じ耐久性の物でもコンパクトに作れます。その反面、木材に比べて加工が少し大変で木材ほど簡単に切断できません。そこで様々な工作機やハンドソーで実際に切断して比較しました。その結果、特別な工作機は必要なく簡単に入手できるもので加工できました。


3.3.2 車内棚の取付

アタッチメントを合板に取り付けた後は

棚を設置します。

棚は自由に高さを変えることができるため

収納する物に合わせて調整します。

棚は枠組みだけパイプで作って、

底板や背面、側面板は余った合板や

100均のワイヤーネットで作りました。

また棚には中から物が落ちないように

扉を付ける事もできます。

しかしこの状態は床だけで固定しているため

走行中に棚が揺れてしまいます。

そこで折り畳みデスクやハンガーラックと

固定、一体化することで強固にします。

3.3.3 折り畳みデスクの取付

次は折り畳みデスクを取り付けます。

デスクもアタッチメントに固定しますが、

その前に棚と連結します。

棚とデスクの連結はパイプを並行に並べて

固定するコネクタを使います。

これによってデスクと棚が倒れなくなります。

デスクの足をアタッチメントに固定します。

デスク卓パイプと柱パイプの固定には

折り畳みコネクタを使います。

デスクには板が取り付いているため

前に倒れこむ方向に力がかかります。

そのため普段はこの状態です。

このようにコネクタには多くの種類があり、

上手く使い分けることで色んな物が作れます。

最後に棚の柱にカーテンレールとなる

パイプを取り付けます。

さらにこのレールパイプの上に別のパイプを

クロスするように取り付けます。

これにより運転席側との仕切りカーテンと

後部ドア仕切りカーテンが完成です。

4. 軽バンオフィスカーの完成

これで軽バンオフィスカーの完成です。

早速、棚には本や雑貨などを置き、

デスクの上にはPC置き、

下にはプリンターを設置しています。

これでWiFi環境があればクラウドサーバーに

アクセスして完全なオフィス機能が揃います。

つまりどこにいても会社と同じ作業が

できるようになります。

ZOOMを使えばオンライン会議も可能で、

もはや車が会社化します。

これだと出張や出先で使う無駄な時間を

削減できそうです。

出張後に会社に戻って資料をまとめたり、

報告書を書く必要もありませんね。

他にはたくさん本を置いて移動式図書館が

できそうですね。

海や山など自分の好きな場所に移動して

ゆっくりと本を読むなんて贅沢な時間を

過ごせそうです。

5. さいごに

軽バンを利用したオフィスカーDIYは

如何だったでしょうか?

コロナ禍でリモートワークが増えていますが、

自宅だけではなく車内でもリモート可能です。

しかも車内は完全なプライベートな空間で

邪魔されることもありません。

気分転換にお気に入りな場所に移動して

仕事をする事もできます。

オフィスだけではなくプライベート書斎に

利用する事も出来ます。

自分の時間や趣味を楽しむことができます。

車は移動手段のためだけではなく、

色んな使い方ができます。

車中泊もそうですが、ちょっとしたDIYで

車の役割を大きく変える事ができます。

そんな時、アルミパイプやフレームは

とても便利な材料です。

場所を取らず、しかも強度も高いため

狭い車内スペースを有効的に利用できます。

もし車中泊やオフィスカーに興味があれば

是非チャレンジしてみて下さい。

この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを

一緒にしてみませんか?

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詳しいサポート内容や進め方は

こちらで説明しています。

Link Your Design

これまでのサポート事例はこちら。

 「サポート事例集

より詳しくアルミフレームやアルミパイプを

知りたい方は動画で実物を使った説明や

実際にDIYしている様子を見ることができます。

フレームキャンパス





これまで実施した車載DIY記事です。


(ステップワゴンで快適車中泊!全面フラットベッドをDIY)

アルミフレームを使ってステップワゴンの後部座席に全面フラットベッドをDIYしました。元々シート間などに段差がありクッションで埋めていましたが、このベッドを自作してから快適さが違います!しかも簡単に後部座席を起こすこともできるので子供を載せて親子旅が楽しめますよ。

(ペット同伴エスティマ車中泊、快適ベッドDIY)

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(プリウスα車中泊ベッドDIYで驚きのスペース!)

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(ダイハツムーブを全面車中泊ベッドにDIY)

ダイハツムーブで快適に車中泊できるフラットベッドをDIYしました。ハンドル以外全てフラットベッドになるため、2人で寝てもこの広さ!本来はシートの凹凸があって辛かった車中泊が快適に過ごせます。走行時はヘッドを後部座席に分解収納できて、5分もあればベッドが作れる便利な構造となっていますよ。

(ホンダフリードに車中泊で便利な車載テーブルをDIY)

ホンダフリードに車中泊でも使える車載テーブルをアルミパイプでDIYしました。テーブルの高さを調整できて、スライドテーブルも付いています。電子レンジや重い荷物を載せられるように15kg以上の耐荷重もあります。就寝する際はテーブルの下に足を伸ばせるためとても快適に利用できます。

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家族4人で楽しめるアルファード車中泊用2段ベッドをアルミパイプを使って共同DIYしました。子供2人が上段、両親が下段で寝ることができます。走行中は3列目シートにベッドを収納して就寝するときに組立てられるように作りました。これから家族で楽しい思い出を作って欲しいですね。

(コースターに車中泊用2段ベッドを共同DIY)

トヨタ製コースターの車中に2段ベッドを共同DIYしました。大人が寝るベッドなのでベッド自体の強度と車中での固定強度が必要となります。更に通路を遮るようにベッドを設置するため、通行できるような仕組みも必要です。そこでアルミフレームを使って強度があって通行可能なベッドを作っています。

(キャンター トノカバーを共同DIY)

アルミフレームを使ってキャンターの荷台にトノカバーを共同DIYしました。カバー材にはアルミ縞板を使い、その枠組みをアルミフレームで作ります。カバーは左右に羽のように開き、ダンパーを使って開けた状態で保持できるようにしました。こんなカッコいいカバーをDIYで作れるから驚きです。

(キャンターのフラットベッドを共同DIY)

大阪在住のMさんからキャンターで車中泊できるフラットベッドを製作したいとの相談がありました。そこでアルミパイプとパーティクルボードで折りたたみ式のベッドを共同DIYしました。Mさんに車内寸法を計測してもらい私がベッドを設計します。途中、パイプが長すぎる問題が発生しましたが、パイプの加工方法をお知らせすることで解決して無事にベッドが完成です。

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仙台市在住のKさんから「LINK YOUR DESIGN」よりお問い合わせいただいた軽トラのトノカバーをアルミフレームを使って共同DIYしました。Kさんにカバーの取付方法や寸法の確認をお願いし、私が設計、部品選定を行うことで希望されるトノカバーが完成!一人で作るよりも良いものができますよ。

(モビリオの車中泊用ベッドを作ろう)

私は子供と一緒に車中泊するのが趣味です。これまでも色んな場所へ行ってきました。しかし子供が大きくなり車中で寝るのが難しくなってきたので、アルミフレームを使ってフラットベッドを作りました。このスペースがあれば子供二人連れての車中泊も全然大丈夫です。

(スズキアルトに2mの車中泊ベッドをDIY)

スズキアルトに2mの長さがある車中泊用フラットベッドをアルミフレームでDIYしています。このベッドは共同DIYで私が設計や加工を担当し、離れて住む友人が車中で組立てを実施しました。アルミフレームは設計や加工に経験が必要なものの、組立てはとても簡単で誰でもすぐにできます。


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